未経験でIT業界に転職できるのか不安、どうしてもIT業界への転職を成功させたい、という人も多いでしょう。
本記事では、未経験から転職しやすいIT業界の職種や、未経験でIT転職におすすめな転職エージェント、転職を成功させるポイントなどについて詳しく紹介します。
未経験からのIT業界転職に必要な資格とスキルについても解説してますので、ぜひIT業界転職の参考にしてください。
- 未経験から転職しやすいIT業界の職種と各転職方法
- 未経験でIT業界に転職するメリットと注意点
- 未経験でのIT業界転職を成功させるポイント
- 未経験でのIT転職におすすめな転職エージェント3社
- 未経験から転職する際に知っておくべきIT業界の基本情報
| 転職エージェントを利用するべき7つの理由 |
|---|
|
| 登録必須転職エージェント | 特徴 |
|---|---|
マイナビAGENT
 公式サイトで無料登録 |
|
リクルートエージェント 公式サイトで無料登録
|
|
doda
 公式サイトで無料登録 |
|
目次
未経験でIT業界に転職する難易度
未経験でIT業界に転職する難易度を年代別に紹介します。
fa-check未経験でIT業界に転職する難易度
- 20代は未経験でもポテンシャル採用されやすい
- 30代は未経験枠が減り実績やスキルが必要な場合も多い
- 40代は求人条件が厳しく未経験だと転職活動が長期化する恐れがある
詳しく解説します。
20代は未経験でもポテンシャル採用されやすい
未経験でIT業界に転職する難易度として、20代は未経験でもポテンシャル採用されやすいことが挙げられます。
20代は専門スキルを持っていなくとも、コミュニケーション能力や意欲など、ポテンシャルで評価してもらえるためです。
特に、第二新卒層である24〜27歳は転職しやすい傾向にあります。30代手前である28～29歳は、前提として職務経験を求められる場合がありますが、IT業界未経験でも採用される可能性は十分にあります。
大手企業では新卒をメインに求人を出しているため、中小企業が狙い目です。このように、20代はポテンシャルで採用されやすく、難易度は低めとなっています。
30代は未経験枠が減り実績やスキルが必要な場合も多い
未経験でIT業界に転職する難易度として、30代は未経験枠が減り実績やスキルが必要な場合も多いです。
30代は即戦力が求められ、入社後すぐに活躍できるかを重視される傾向にあります。業界や職種経験はあって当たり前であり、マネジメントなど管理職経験も求められる場合もあります。
30代未経験でIT業界に挑戦するのであれば、IT関連の資格を取得して競争優位性を高めることが大切です。
また、なぜ未経験からIT業界への転職をかんがえたのか、今までの経験で企業にどのような貢献ができるのかなどを、面接官に説明できるようにしましょう。
このように、30代は実績やスキルが必要な場合も多く、転職の難易度がやや高めです。
40代は求人条件が厳しく未経験だと転職活動が長期化する恐れがある
未経験でIT業界に転職する難易度として、40代は求人条件が厳しく未経験だと転職活動が長期化する恐れがあります。
なぜなら、40代は未経験者を受け入れてくれる企業が極めて少なく、転職自体が困難な場合が多いためです。
20代であれば未経験者でも成長への期待を持てますが、40代の場合は期待値が低くなるため採用が厳しくなります。
40代未経験で転職を成功させるには、専門性の高いスキルやマネジメント実績など、未経験でも採用したいと思わせるキャリアが求められます。
このように、40代は求人条件が厳しく、転職の難易度が非常に高いです。
未経験から転職しやすいIT業界の職種と各転職方法
未経験から転職しやすいIT業界の職種は、以下の5つです。
- エンジニア
- 営業
- マーケティング
- ITコンサルタント
- 事務・カスタマーサクセス
各転職方法も一緒に詳しく解説します。
エンジニア
未経験から転職しやすいIT業界の職種1つ目は、エンジニアです。システムエンジニアやソフトウェアプログラマーは需要が高いため、未経験可の求人を出しているケースが多いです。
また、未経験者を受け入れている企業では入社後の研修を用意している場合があるため、実務経験がなくてもエンジニアに転職できる可能性はあります。
30代以降になると実務経験や専門スキルを重視されるため、プログラミングスクールに通いIT関連の資格取得するなどスキルを磨くと良いです。
営業
未経験から転職しやすいIT業界の職種として、営業が挙げられます。営業は特別なITスキルは問われず、営業職の経験があれば異業種でも活かすことが可能だからです。
IT業界では無形商材を扱っているケースがほとんどで、顧客が抱える課題を把握し、解決可能な商品やサービスを提案する力やコミュニケーションスキルが求められます。
IT知識や製品知識がある方が良いですが、過去の営業実績を示すことができれば転職成功率が高まるでしょう。
IT知識を身につけるのであれば、ITパスポートなどの資格取得を通して学ぶことをおすすめします。
マーケティング
未経験から転職しやすいIT業界の職種3つ目は、マーケティングです。IT業界のマーケティングは実務経験が求められるため、未経験者がいきなりマーケターに転職するのは難しいでしょう。
そのため、まずweb業界の営業職に就き、業界やマーケティングの基礎知識を身につけてからマーケターに転職するなど、段階を経ていくと転職が成功しやすくなります。
アカウントプランナーの経験があると、webマーケティングの基礎知識や調査・分析の経験が得られ、マーケティングへの転職でアピールできる強みが増えます。
そのため、一度Web広告運用会社のアカウントプランナーに就職するのもおすすめです。
ITコンサルタント
未経験から転職しやすいIT業界の職種として、ITコンサルタントが挙げられます。ITコンサルタントは、顧客の要望に応じてシステムのコンサルティングを行い、経営や業務の課題を改善できる提案を行う職業です。
IT全般にわたる幅広い知識と、課題を整理し解決できる論理的思考力、コミュニケーション能力が問われます。
未経験で転職するのであれば20代の方が有利ですが、30代以降でもITエンジニアの経験やプロジェクトマネージャーの経験があれば高く評価されるでしょう。
事務・カスタマーサクセス
未経験から転職しやすいIT業界の職種5つ目は、事務・カスタマーサクセスです。事務職は前職の経験を不問としている場合が多く、未経験でも挑戦しやすい職種です。
データ入力やマニュアル業務が主な仕事内容なので、細かい作業や共同作業ができる人であれば未経験でも転職できます。
カスタマーサクセスは、自社製品やサービスを顧客が最大限に活用できるよう支援する職種です。
コミュニケーション能力が高く、接客販売などの経験があると転職が有利になります。
未経験でIT業界に転職するメリット
未経験でIT業界に転職するメリットは、以下の2つが挙げられます。
- リモートワークのような自由度の高い働き方ができる
- キャリアプランを立てやすい
詳しく解説します。
メリット①リモートワークのような自由度の高い働き方ができる
未経験でIT業界に転職するメリット1つ目は、リモートワークのような自由度の高い働き方ができる点です。
IT業界の仕事は、基本的にインターネット環境とパソコンを用意できればオフィスでなくても作業ができる内容がほとんどです。
Web関連業界では、在宅ワークやフレックスタイム制などを採用している企業も多く、自分のライフスタイルに合わせた働き方を選べる可能性があります。
そのため、時間や場所に縛られずに自由な働き方をしたい人にとって、IT業界に転職することは大きなメリットになるでしょう。
メリット②キャリアプランを立てやすい
未経験でIT業界に転職するメリットとして、キャリアプランを立てやすいことが挙げられます。
IT業界は社会的なニーズがあることから、今後も成長が見込まれます。
プログラミングやIT知識を持つ人材を必要とする企業は多く、汎用性のある人材として市場価値を高められます。
また、専門的スキルと実績を活かしてフリーランスとして独立することも可能であり、選択肢が幅広いためキャリアプランを立てやすい点が大きなメリットです。
未経験からIT業界に転職する際の注意点
未経験からIT業界に転職する際の注意点として、以下の2つが挙げられます。
- 未経験歓迎の求人を自力で探すのは難しい
- 未経験転職できても人員不足で業務量の負担が大きい可能性がある
詳しく解説します。
注意点①未経験歓迎の求人を自力で探すのは難しい
未経験からIT業界に転職する際の注意点1つ目は、未経験歓迎の求人を自力で探すのは難しいことです。
企業の採用サイトでは、経験者採用や新卒採用の求人が多い傾向にあります。未経験からTI業界への転職をする場合は、転職サイトや転職エージェントを利用する方が効率的です。
転職サイトでは、さまざまな企業の求人情報を比較検討できるため、素早く情報収集することが可能です。
転職エージェントでは、自分に合った求人を紹介してくれるうえ、書類添削や面接対策など転職活動をサポートをしています。
未経験者歓迎の求人を効率的に探すのであれば、転職サイトや転職エージェントを利用することをおすすめします。
注意点②未経験転職できても人員不足で業務量の負担が大きい可能性がある
未経験からIT業界に転職する際の注意点として、未経験転職できても人員不足で業務量の負担が大きい可能性がある点が挙げられます。
IT業界は需要が増えている一方で、常に人材が不足している状況です。そのため、1人の社員に課せられる業務量が多いケースもあります。
例えば、納期が迫っている時やトラブルが発生した際は、深夜や休日に呼び出されることがあります。
「イメージと違った」などと後悔しないためには、雇用条件を十分に確認し、キャリアアドバイザーに企業の内情について聞いておくと良いです。
未経験でのIT業界転職を成功させるポイント
未経験でのIT業界転職を成功させるポイントは、以下の5つです。
- 自己分析を徹底する
- 教育制度がある企業を選ぶ
- 志望動機を明確にする
- 履歴書や面接で活かせるスキルをアピールする
- 転職エージェントを活用する
詳しく解説します。
自己分析を徹底する
未経験でのIT業界転職を成功させるポイント1つ目は、自己分析を徹底することです。自己分析をすることで、応募する企業に対して活かせる自身のスキルや経歴が明確になり、自分を客観的に評価できます。
自分の強みや魅力を言語化することで、説得力のある自己PRが可能です。また、企業に求める条件が明らかになるため、自然と自分に合った転職先を見つけられます。
自己分析シートやマインドマップなど、自己分析に役立つフレームワークを活用すると効果的です。
教育制度がある企業を選ぶ
未経験でのIT業界転職を成功させるポイントとして、教育制度がある企業を選ぶことが挙げられます。
教育制度が充実している企業であれば、研修講師や先輩のサポートを受けながら、IT業務に関わる知識とスキルを実践的に身につけられます。
じっくりと学ぶ時間があるため、安心して働くことができるでしょう。
一方、企業によっては研修制度が確立しておらず、入社後すぐに即戦力として働きを求められるケースもあります。
求人票に研修制度の有無について書かれているため、必ず確認しておきましょう。
志望動機を明確にする
未経験でのIT業界転職を成功させるポイント3つ目は、志望動機を明確にすることです。未経験でIT業界の知識や専門スキルを持っていない場合は、自分はなぜIT業界で働きたいのかなど志望動機を明確に伝えましょう。
今までの経験や現在のキャリアプランを踏まえ、転職先で貢献できることや達成目標、高めたいスキルについてなどをアピールすることが大切です。
さらに、業界のトレンドや課題を把握して自分の強みやスキルがIT業界に適性があることを示すことで、採用される可能性を高められます。
履歴書や面接で活かせるスキルをアピールする
未経験でのIT業界転職を成功させるポイントとして、履歴書や面接で活かせるスキルをアピールすることが挙げられます。
未経験でIT業界に転職成功させるには、職種関係なく活かせるポータブルスキルや、入社前に取得した資格などを積極的にアピールすることが大切です。
ポータブルスキルの特徴は、以下の5つが挙げられます。
- 論理的思考力
- 目標達成力
- 課題解決能力
- 情報収集力
- コミュニケーション能力
入社後の業務に役立ちそうな経験やスキルを伝え、自分が企業に貢献できる人材であることを積極的に伝えましょう。
転職エージェントを活用する
未経験でのIT業界転職を成功させる最後のポイントは、転職エージェントを活用することです。
転職エージェントは、IT業界における転職事情を把握しているうえ、自分のスキルや適性に合った求人を紹介してくれるキャリアアドバイザーが在籍しています。
信頼性や実績のある転職エージェントを選ぶことで、書類添削や非公開求人の紹介などさまざまな手厚いサポートを受けられます。
そのため、転職エージェントを活用することで、未経験でもIT業界への転職成功率を高めることが可能です。
未経験でIT転職するなら利用必須！おすすめ転職エージェント3選
未経験でIT転職する時におすすめな転職エージェントは、以下の3つです。
- リクルートエージェント
- doda
- マイナビAGNET
詳しく解説します。
リクルートエージェント
出典：r-agent.com
| 運営会社 | 株式会社リクルート |
|---|---|
| 公開求人数 | 約473,000件 |
| 非公開求人数 | 約403,000件 |
| 対応地域 | 全国＋海外 |
| 拠点 | 東京本社 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー （全国に16拠点） |
| 料金 | 無料 |
大手企業や中小企業、ベンチャー企業など取り扱っている求人の幅が広いため、希望条件にあった求人案件が見つかる可能性があります。
IT業界に精通した経験豊富なキャリアアドバイザーが、非公開求人を含めた求人の中から求職者の希望条件に合った案件を紹介してくれます。
面接や職務経歴書のセミナーを積極的に開催しており、面接に苦手意識を持つ人でも安心です。
doda
出典：doda.jp
| 運営会社 | 株式会社パーソルキャリア |
|---|---|
| 公開求人数 | 約261,000件 |
| 非公開求人数 | 約34,000件 |
| 対応地域 | 全国 |
| 拠点 | 東京本社（丸の内オフィス） 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング27F （全国に24拠点） |
| 料金 | 無料 |
自分の好みに合わせたやり方で転職活動でき、転職経験がない人でも安心して利用できます。
未経験でも契約できる求人も豊富に用意されているため、異業種からIT業界に転職したい人におすすめです。
毎週月曜日と木曜日に求人情報が更新され、常に新しい求人案件を探せるのも魅力的です。
スマホアプリが用意されているため、隙間時間に転職活動ができます。
「doda（デューダ）の評判・口コミを徹底調査【活用するコツや注意点を解説】」
「dodaエージェントはひどい？悪い評判・口コミの真相を解説」
マイナビAGNET
| 運営会社 | 株式会社マイナビ |
|---|---|
| 公開求人数 | 非公開 |
| 非公開求人数 | 非公開 |
| 対応地域 | 全国 |
| 拠点 | 東京オフィス、他 |
| 料金 | 無料 |
若手を採用したい企業とのコネクションが豊富で、数多くの求人を取り扱っています。
IT業界の転職事情に詳しいキャリアアドバイザーから手厚いサポートを受けられるため、転職が初めての人でも安心です。
未経験からキャリアチェンジできるポテンシャル重視の求人もあり、未経験でIT業界に転職したい人におすすめです。
未経験からのIT業界転職に必要な資格とスキル
未経験からのIT業界転職に必要な資格とスキルについて、以下の項目に分けて紹介します。
- IT未経験者におすすめの資格
- 未経験からのIT業界転職に必要なスキル
IT未経験者におすすめの資格
IT未経験者におすすめの資格は、以下の5つです。
- ITパスポート
- 基本情報技術者試験
- 情報セキュリティマネジメント試験
- 統計検定・データサイエンティスト検定
- Python3エンジニア認定基礎試験
詳しく解説します。
ITパスポート
IT未経験者におすすめの資格1つ目は、ITパスポートです。ITパスポートは、経済産業省が認定する国家試験で、ITに関する基礎知識を証明する資格です。
ITの知識だけでなく、ビジネス用語や経営に関する知識も問われるため、実務経験のある社会人であれば比較的合格しやすい傾向にあります。
基礎知識を体系的に理解することで、基礎情報処理技術者など上位のIT資格への足がかりになるため取得して損はありません。
基本情報技術者試験
IT未経験者におすすめの資格として、基本情報技術者試験が挙げられます。基本情報技術者試験はIT業界への登竜門とも呼ばれており、ITキャリアの基礎となる資格です。
IT業界で必要な基礎的な技術や用語など、ITエンジニアが共通して理解しておくべき知識を体系的に学習できます。
基本情報技術者試験に合格すると、基本的なIT知識を保有していると判断されるため、未経験でIT業界に転職する成功率を高めることが可能です。
情報セキュリティマネジメント試験
IT未経験者におすすめの資格3つ目は、情報セキュリティマネジメント試験です。情報セキュリティマネジメント試験は、組織や企業の情報セキュリティ確保に貢献する基本的な知識とスキルを証明する国家試験です。
ITの普及が進むにつれて、サイバー攻撃による不正アクセスや関係者の不注意などで情報セキュリティの重要性が高まっています。
試験に合格すれば、情報セキュリティへの関心の高さや努力できる姿勢をアピールできます。
統計検定・データサイエンティスト検定
IT未経験者におすすめの資格として、統計検定・データサイエンティスト検定が挙げられます。
統計検定は、統計に関する知識や活用力を評価する試験です。統計学の計算問題や理論の理解度が問われます。
試験に合格すると、数学的データ解析法への理解やデータに基づく客観的な判断力があることを証明できます。
データサイエンティスト検定は、数理統計学やAI教育のリテラシーレベルの実力を有していることを証明する試験です。
現在AIやデータサイエンスへのニーズが高まっており、データサイエンティストを目指している人におすすめな資格です。
Python3エンジニア認定基礎試験
IT未経験者におすすめの資格5つ目は、Python3エンジニア認定基礎試験が挙げられます。Python3エンジニア認定基礎試験は、プログラミング言語であるPythonの基礎知識を問う民間資格試験です。
Pythonはデータ分析やウェブアプリケーション開発、機械学習など幅広い用途があり、プログラミング技能を証明できます。
AIエンジニアやデータサイエンス分野で使用されているため、IT業界転職を目指している人におすすめです。
未経験からのIT業界転職に必要なスキル
未経験からのIT業界転職に必要なスキルは、以下の6つです。
- 論理的思考力
- コミュニケーション能力
- 常に学び続ける姿勢
- プログラミングスキル
- 資料作成・プレゼンスキル
- 英語力
詳しく解説します。
論理的思考力
未経験からのIT業界転職に必要なスキル1つ目は、論理的思考力です。プログラミングやソフトウェア制作において、課題解決や目標達成するための明確な命令が必要です。
また、期限内にソフトウェアを完成させるために計画を立てたり、メンバーに業務内容を理路整然と説明したりする際にも求められます。
論理的思考力はIT業界では重要なスキルのため、日々の生活でも問題に対してどのように考えて行動するべきかなど、論理的思考の訓練をしておきましょう。
コミュニケーション能力
未経験からのIT業界転職に必要なスキルとして、コミュニケーション能力が挙げられます。IT業界は個人で作業する仕事だと思われがちですが、常にチームや取引先とのやり取りが発生します。
システムに問題が発生した際に上司や先輩社員に相談をしたり、クライアントの要望をヒアリングしたりなど、円滑に仕事するためにはコミュニケーションが必要です。
連係プレーと迅速かつ的確な対応が求められるため、IT業界でもコミュニケーション能力は大切な資質です。
常に学び続ける姿勢
未経験からのIT業界転職に必要なスキル3つ目は、常に学び続ける姿勢です。IT業界は技術進歩が非常に速いため、常に新しい知識や技術を学ぶ必要があります。
既存技術を学んでも、より便利で生産効率の高い技術が広まれば、あっという間に入れ替わる場合もあります。
そのため、現在はどんな技術やアプリ、サービス、ソフトウェアが登場しているのか、どのように運用しているのかなど、トレンド情報を常に把握しておくべきでしょう。
IT業界で働くためには、自ら情報収集する習慣をつけ、学習意欲を保ち続けることが大切です。
プログラミングスキル
未経験からのIT業界転職に必要なスキルとして、プログラミングスキルが挙げられます。プログラミングスキルはソフトウェア開発で用いられ、特にプログラマーやアプリケーションエンジニアの業務では必須です。
プログラミング言語にはさまざまな種類があり、携わる分野やプロジェクトによって異なります。
そのため、自身が目指す分野ではどのプログラミング言語が使用されているか、あらかじめ調査することが大切です。
学ぶべきプログラミング言語が分かったら、学習用書籍やプログラミングスクールを活用して学習しましょう。
資料作成・プレゼンスキル
未経験からのIT業界転職に必要なスキル5つ目は、資料作成・プレゼンスキルです。例えば、会議でシステムの説明する際に、ワードやパワーポイントなどを使用して資料を作成する必要があります。
また、顧客が抱える問題を正しく読み取ったうえで、IT用語に詳しくない人に対しても分かりやすく自社商品の魅力をアピールしなければなりません。
そのため、IT業界でも資料作成やプレゼンスキルが求められます。
英語力
未経験からのIT業界転職に必要なスキルとして、英語力が挙げられます。IT業界で使われているプログラミング言語は、英語で書かれていることがほとんどです。
そのため、英語力が備わっていれば素早くドキュメントを読み込め、業務効率化が図れます。
また、IT業界の最新情報は英語圏から発信されるケースがあるため、英語力を身につけることで最新トレンドを常に掴むことが可能です。
さらに、海外エンジニアと交流する機会を得られれば、そこから新たな仕事につながりキャリアップを目指せる可能性もあります。
未経験からIT業界へ転職した人の体験談
実際に未経験からIT業界へ転職した人の体験談として、以下の意見が挙げられました。
前職は施工管理業務に携わっていましたが、残業や休日出勤が多いうえ業務上危険な部分もあり、給料と割に合わないと感じていました。
そこで以前から興味のあった、IT業界に転職することにしました。転職エージェントに紹介してもらった企業は、研修制度が充実しており未経験者としては待遇が良いと感じたため、転職して良かったと思います。
以前はアウトソーシング会社で営業職として勤めていたのですが、慢性的な人手不足の影響で労働環境が悪化していく一方でした。
そんな時、IT企業からスカウトメールが届いたことがきっかけで、転職活動をするようになりました。
IT業界は未経験でしたが、募集している業務内容が営業職のスキルを活かせるものだったので、思い切って応募することにしたんです。
今は、残業が少なく家族と過ごせる時間が増えたので、転職して良かったと感じています。
出典：doda
実際に未経験でIT業界に転職した人の体験談では、「研修制度が充実した企業と出会えた」「未経験でも前職のスキルを活かせた」など、ポジティブな意見が多く挙がっていました。
IT業界に興味のある人や、IT業界未経験でも前職のスキルを活かせる人は、未経験からIT業界へ転職するメリットを感じられるでしょう。
未経験から転職する際に知っておくべきIT業界の基本情報
未経験から転職する際に知っておくべきIT業界の基本情報として、以下の4つを紹介します。
- IT企業の主な職種
- IT業界の最近の動向
- IT業界の年収
- IT業界の各職種のキャリアパス
詳しく解説します。
IT企業の主な職種
未経験から転職する際に知っておくべきIT業界の基本情報1つ目は、IT企業の主な職種です。
IT企業の主な職種は、以下の4つです。
- エンジニア・開発職
- 営業・コンサルティング職
- マネジメント職
- マーケティング職
IT業界では実にさまざまな職種が存在しており、どの職種を選択するかによって仕事内容が変わってきます。
自身が持つ経験やスキルと照らし合わせて、どの職種とマッチするかしっかりと考えることが大切です。
IT業界の最近の動向
未経験から転職する際に知っておくべきIT業界の基本情報として、IT業界の最近の動向が挙げられます。
企業のクラウド活用やDXなど経済社会のデジタル化が進んでおり、今もIT業界の市場規模は拡大し続けています。
特に、コロナショックによってIT業界に大きな影響を及ぼしました。社会全体のデジタル化は今後も続くことが予想され、さらなるITの技術進歩が求められるでしょう。
一方で、少子化による労働人口減少によってIT業界の人材不足は未だ解消されておらず、今後さらに深刻化するおそれがあります。
IT業界の年収
未経験から転職する際に知っておくべきIT業界の基本情報3つ目は、IT業界の年収です。
dodaの2023年業種分類別の平均年収ランキングによると、IT業界の平均年収は446万円で、平均よりもやや高い年収となっています。
IT業界は実力で評価されることが多いため、結果を出せれば早い段階での昇給が可能です。
一方で、職種によって給与差が激しい場合があり、IT業界に転職すれば必ず給与がアップされるわけではありません。
転職エージェントを活用すれば、職種別の年収について詳細な情報を教えてもらうことが可能です。
IT業界の各職種のキャリアパス
未経験から転職する際に知っておくべきIT業界の基本情報として、IT業界の各職種のキャリアパスが挙げられます。
IT業界のキャリアパスは、主にキャリアアップかキャリアチェンジの2種類になります。例えば、システムエンジニアであればプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーなどマネジメント職にキャリアアップすることが可能です。
また、経験を積むことでITコンサルタントなど、ワンランク上の職種にキャリアチェンジもできます。
自分は何を目指したいのか明確にしたうえで、必要な経験が積める企業へ転職するのが良いでしょう。
未経験からのIT転職に関するよくある質問
未経験からのIT転職に関するよくある質問を紹介します。
未経験からのIT転職はやめとけって本当？
IT業界は需要が高まっているうえ業界全体が人手不足なので、未経験でもIT業界への転職は十分に可能です。
一方で、すべての企業で研修制度が整っている訳でないので、場合によっては自主的にスキルや知識を学ぶ必要があるでしょう。
また、未経験者だと初任給が低くなる傾向にあるため、前職より収入や待遇が下がる可能性を考慮する必要があります。
30代女性でも未経験からのIT転職は可能？
30代女性でも未経験からのIT転職は可能です。新しいことを学ぶ意欲や仕事への熱意があれば、年齢や性別関係なく未経験でもIT業界への転職はできます。
また、エンジニアなどはリモートワークが可能な業務が多く、引っ越しや出産などのライフイベントにも強いため、30代女性でIT業界を目指す人も増えています。
ただし、業務内容によっては激務になる可能性があるため、将来的なワークライフバランスを考慮したうえで求人を選びましょう。
未経験でのIT転職は副業やアルバイトから始められる？
未経験でのIT転職は副業やアルバイトからでも始めることは可能です。ただし、必要な知識やスキルが無い状態で仕事を獲得することは困難なため、学習サービスやプログラミングスクールなどでスキルを獲得してからの方が良いでしょう。
また、副業を始める前に、現在所属している会社の規則に違反していないか確認することが大切です。
未経験からいきなりフリーランスとしてIT業界で活躍できる？
未経験からいきなりフリーランスとしてIT業界で活躍するのは、困難と言えます。なぜなら、フリーランスとして活躍するには経験者と同じ知識とスキルが必要だからです。
ですが、フリーランスを目指すことは可能なので、まずは現職を続けながらプログラミングスクールや学習サービスなどで知識とスキルを習得しましょう。
また、一度IT業界に転職して専門性を高めてからフリーランスに転向することで、安定した収入を得られる可能性があります。
高卒の未経験者でもIT業界を目指せる？
高卒の未経験者でもIT業界を目指すことは可能です。なぜなら、IT業界は学歴よりも適正や実力を重視する傾向にあるためです。
知的好奇心やコミュニケーション能力、地道な作業が得意な人であれば、IT業界に向いているといえます。
また、プログラマーやWebエンジニアなど、参入ハードルが低い分野を狙うことで高卒の未経験者でもIT業界への転職が叶えられます。
転職エージェント・転職サイト選びに迷ったらどうすればいい？
転職するにあたって、転職エージェント・転職サイトの利用は必須です。そこで、「ウルキャリ転職」が総力を挙げて30社以上の転職エージェント、転職サイトを徹底比較し、おすすめを紹介しています。 あなたが選ぶべきなのはどの転職サービスなのかが分かりますので、迷った時の参考にしてみてください。
