
FASのリアルな評判や実態が知りたい!
FASが「やめとけ」と言われる理由には、激務でプレッシャーも高い厳しい現実があります。
一方で専門性が高まり、高年収も得られる大きなリターンがあるのも事実です。この記事では「FASはやめとけ」と言われる理由と、FASで働くことのメリットを徹底的に解説します。
- FASはやめとけと言われる12の理由とデメリット
- FASで働く8つのメリット
- FASに向いている人と向いていない人の特徴
- FASへの転職を成功させるためのポイントと手順
目次
- 1 FASとは
- 2 FASはやめとけと言われる理由とデメリット
- 2.1 デメリット①激務になりやすく長時間労働が続きがち
- 2.2 デメリット②短納期と高期待値で常時プレッシャーが高い
- 2.3 デメリット③周囲の水準が高く実力主義で競争が厳しい
- 2.4 デメリット④想像より地味で泥臭い作業が多くギャップが生じやすい
- 2.5 デメリット⑤未経験だとキャッチアップが追いつかない場合がある
- 2.6 デメリット⑥アウトプット品質の要求が厳格になりがち
- 2.7 デメリット⑦グローバル環境と英語対応への適応が必要になりやすい
- 2.8 デメリット⑧出張と深夜対応が増え生活リズムが乱れがち
- 2.9 デメリット⑨炎上時は休日対応や長期拘束が発生しやすい
- 2.10 デメリット⑩評価のばらつきや上司次第の色が出やすい
- 2.11 デメリット⑪資格や専門性の更新コストが継続的にかかりがち
- 2.12 デメリット⑫ワークライフバランスを保ちにくい
- 3 FASで働くメリット
- 4 FASはやめとけ?リアルな口コミを調査
- 5 FASの年収と労働時間の実態を把握
- 6 FASに向いている人と向いていない人
- 7 FASの転職難易度と採用要件
- 8 FASに有利な資格と学習ロードマップ
- 9 FASに採用されるためのポイントと手順
- 10 FASからのキャリアパスとセカンドキャリア
- 11 FASへの転職におすすめの転職エージェント
- 12 FASはやめとけに関するよくある質問(FAQ)
- 13 まとめ
FASとは
FASはM&Aや事業再生など、財務に関する高度な専門知識を用いてアドバイザリーサービスを提供する組織です。
ここではFASの全体像を掴むため、業務範囲から働き方までの基本を解説します。
詳しく解説します。
業務範囲|M&Aと再生とフォレンジックの専門領域を把握
FASの業務範囲は、主にM&A、事業再生、フォレンジックの3つの専門領域に分けられます。
各領域の主な業務内容は以下のとおりです。
業務領域 | 主な業務内容 |
---|---|
M&A | 企業の買収・合併(M&A)を財務面から支援する。デューデリジェンスやバリュエーション(企業価値評価)が中心。 |
事業再生 | 経営不振に陥った企業の財務・事業を調査し、再建計画の策定や実行を支援する。 |
フォレンジック | 企業の不正会計や情報漏洩などの調査を行い、原因究明や再発防止策の提言を行う。 |
FASは企業の成長戦略から危機管理まで、財務の専門知識を活かして幅広く支援する役割を担います。
なかでも、M&A領域のデューデリジェンスは中心業務です。財務状況や法務上の問題点などを多角的に洗い出し、M&Aの意思決定における重要な情報を提供します。
投資対象となる企業の価値やリスクなどを調査する活動のこと
組織タイプ|BIG4系と独立系と日系金融系の違いを理解
FASの組織タイプは、BIG4系、独立系、日系金融系の3種類です。それぞれに特徴があり、案件の規模や種類、カルチャーも異なります。
組織タイプ | 特徴 |
---|---|
BIG4系 | 世界4大監査法人のグループ。海外企業が関わる大規模M&Aに強く、グローバルなネットワークと安定感が強み。 |
独立系 | 特定の金融機関に属さないファーム。中立的な立場で、機動力が高い少数精鋭の組織が多い。 |
日系金融系 | 証券会社や銀行などのグループ企業。グループの強固な顧客基盤を活かした案件が多い傾向にある。 |
組織の成り立ちによって強みや案件の傾向が異なります。どのタイプのFASに所属するかで経験できる案件の種類やキャリアパスが変わるため、転職の際は自身の志向に合った組織を選ぶことが重要です。
案件タイプ|セルサイドとバイサイドと再生と不正調査を区別
FASが扱う案件タイプには、セルサイド、バイサイド、事業再生、不正調査の4つがあります。
どの立場でクライアントを支援するかによって、業務内容が大きく異なります。
案件タイプ | 概要 |
---|---|
セルサイド | 企業や事業を「売却」する側のクライアントを支援する。 |
バイサイド | 企業や事業を「買収」する側のクライアントを支援する。 |
事業再生 | 財務状況が悪化した企業の立て直しをサポートする。 |
不正調査 | 会計不正や横領などの事実関係を調査し、再発防止策を提言する。 |
M&A案件では売り手と買い手のどちらを支援するかで立場が明確に分かれます。一方で、事業再生や不正調査はより中立的・調査的な側面が強くなるのが特徴です。
働き方|プロジェクト制と短納期対応が基本になりがち
FASの働き方は、案件ごとにチームを組むプロジェクト制が基本です。クライアントの重要な意思決定に関わるため、短い納期でのアウトプットが求められる傾向にあります。
ひとつのプロジェクトは数週間から数カ月にわたることが多く、案件が終わればチームは解散し、また別のプロジェクトに参加します。
M&Aディールなどは情報管理が厳しく、意思決定のスピードも速いため、タイトなスケジュールで質の高い成果物を出すことが求められる、緊張感のある仕事です。
FASはやめとけと言われる理由とデメリット
FASはやめとけと言われる理由とデメリットには、以下の12個が挙げられます。
ひとつずつ解説します。
デメリット①激務になりやすく長時間労働が続きがち
FASはやめとけと言われるデメリットの1つ目は、激務になりやすく長時間労働が続きがちな点です。
FASが扱うM&Aなどの案件は、クライアントの経営を左右する重要なものであり、納期も厳格に定められています。
そのため、プロジェクトの繁忙期には深夜までの残業や休日出勤が常態化することも少なくありません。
体力的に厳しい環境であることは、覚悟しておく必要があるでしょう。
デメリット②短納期と高期待値で常時プレッシャーが高い
FASはやめとけと言われる次のデメリットとして、短納期と高い期待値による常時高いプレッシャーが挙げられます。
クライアントは経営層が中心であり、支払う報酬も高額なため、アウトプットにはきわめて高い品質を期待します。
タイトなスケジュールの中で、ミスが許されないという緊張感が常に伴うでしょう。このような精神的な負荷の高さに、つらさを感じる人もいるようです。
デメリット③周囲の水準が高く実力主義で競争が厳しい
FASはやめとけと言われる3つ目のデメリットは、周囲の水準が高く実力主義で競争が厳しいことです。
FASには公認会計士や投資銀行出身者など、優秀なバックグラウンドを持つ人材がそろっています。
その中で評価されるには、常に成果を出し続ける必要があります。実力次第で評価される一方、結果を出せない場合のプレッシャーも大きく、厳しい競争環境に身を置くことになるでしょう。
デメリット④想像より地味で泥臭い作業が多くギャップが生じやすい
FASはやめとけと言われる理由には、想像より地味で泥臭い作業が多い点もあります。
華やかなM&Aの世界をイメージして入社すると、そのギャップに驚くかもしれません。
実際の業務は、膨大な資料の読み込みやデータ入力、Excelでの財務モデル作成、報告書の体裁を整える作業など、地道なものが大半を占めます。
このような泥臭い作業を粘り強く続けられるかが問われます。
デメリット⑤未経験だとキャッチアップが追いつかない場合がある
FASはやめとけという意見の背景には、未経験だとキャッチアップが追いつかない可能性があることも関係します。
FASの業務は高度な専門知識を要するため、会計や財務の基礎知識は当然のように求められます。
教育体制は整っているものの、プロジェクトは多忙を極めるため、手厚い指導を常に受けられるわけではありません。
自ら学習し、周囲に追いつこうとする強い意志が不可欠です。
デメリット⑥アウトプット品質の要求が厳格になりがち
FASはやめとけと言われる6つ目のデメリットは、アウトプットの品質に対する要求が厳格な点です。
作成する資料は、クライアントの重要な意思決定の根拠となるため、計算ミスや誤字脱字は許されません。
細部にまでこだわった、精度の高い成果物を作成する能力が求められるでしょう。資料のレビューも細かく、何度も修正を繰り返す中で精神的に疲弊する人もいます。
デメリット⑦グローバル環境と英語対応への適応が必要になりやすい
FASはやめとけと言われるデメリットとして、グローバル環境と英語対応への適応が求められる点も挙げられます。
特にBIG4系のFASでは、海外企業が関わる国際的なM&A案件が少なくありません。そのため、海外チームとの電話会議や英文資料の読解など、ビジネスレベルの英語力が求められる場面が多くなります。
英語に苦手意識がある人にとっては、大きな負担となる可能性があります。
デメリット⑧出張と深夜対応が増え生活リズムが乱れがち
FASはやめとけと言われる8つ目の理由は、急な出張や深夜対応で生活リズムが乱れがちになることです。
クライアントの拠点や調査対象企業の工場が地方にある場合、泊まりがけの出張が発生します。
海外案件では時差の関係で深夜に電話会議が入ることも珍しくありません。仕事中心の生活になりやすく、プライベートの予定が立てにくくなることは覚悟しておくべきでしょう。
デメリット⑨炎上時は休日対応や長期拘束が発生しやすい
FASはやめとけと言われるデメリットの9個目として、プロジェクト炎上時は休日対応や長期拘束が発生しやすい点があります。
「炎上」とは、予期せぬトラブルや遅延などにより、プロジェクトが危機的な状況に陥ることです。
このような事態が発生すると、状況を打開するために休日返上で働いたり、オフィスに泊まり込んだりする対応が求められる場合があります。
デメリット⑩評価のばらつきや上司次第の色が出やすい
FASはやめとけと言われる10個目のデメリットは、評価にばらつきがあり、上司次第の色が出やすいことです。
FASはプロジェクト単位で業務を行うため、評価は主にプロジェクトの上司によって下されます。
そのため、どの上司と働くかによって評価が変動する可能性があります。客観的な評価指標が設定しにくく、上司との相性が評価に影響するケースもあるようです。
デメリット⑪資格や専門性の更新コストが継続的にかかりがち
FASはやめとけという意見には、資格や専門性の更新コストが継続的にかかる点も関係しています。
たとえば公認会計士の場合、資格を維持するためには継続的な研修の受講が義務付けられており、年会費もかかります。
常に変化する会計基準や税制などを学び続ける必要があり、書籍代やセミナー参加費などの自己投資が求められるでしょう。
デメリット⑫ワークライフバランスを保ちにくい
FASはやめとけと言われる最後のデメリットは、ワークライフバランスを保ちにくい点です。
長時間労働や休日出勤、急な出張などが重なることで、家族や友人と過ごす時間を確保することが難しくなりがちです。
自己成長でき、高年収も得られるメリットがある一方で、プライベートな時間を重視したい人にとっては、FASの働き方はミスマッチになる可能性が高いでしょう。
FASで働くメリット
FASで働くメリットには、以下の8つが挙げられます。
詳しく見ていきましょう。
メリット①高い専門性が身につき市場価値が上がりやすい
FASで働くメリットの1つ目は、高い専門性が身につき市場価値が上がりやすい点です。
FASの業務を通じて、M&Aや事業再生に関する財務、会計、税務、法務などの高度な知識が身につきます。
FASで培った専門スキルは汎用性が高く、金融業界や事業会社の経営企画など、さまざまな分野で高く評価されるでしょう。
専門性を武器に、自身のキャリアの選択肢を大きく広げることが可能です。
メリット②年収レンジが比較的高水準になりやすい
FASで働く次のメリットとして、年収レンジが比較的高水準になりやすい点が挙げられます。
FASの業務は高い専門性と激務が求められる分、報酬水準も高く設定されている傾向があります。
実力主義のため、成果を出せば若手であっても高い年収を得ることが可能です。厳しい環境に身を置く対価として、経済的なリターンを期待できるのは大きな魅力といえます。
メリット③若手から経営層相手の経験を積める
FASで働く3つ目のメリットは、若手のうちから企業の経営層を相手に仕事ができることです。
FASのクライアントは、企業のCEOやCFOなどの経営の中枢を担う人物が中心になります。
そのような相手に対して、自らの分析や考察を基に提案を行う経験は、ビジネスパーソンとしての視座を大きく引き上げてくれるでしょう。
プレッシャーは大きいですが、得られる経験は貴重です。
メリット④モデリングと論点整理の基礎体力が鍛えられる
FASで働くメリットとして、財務モデリングと論点整理の基礎体力が徹底的に鍛えられることも挙げられます。
企業の価値を算出するバリュエーション業務などでは、精緻な財務モデルをExcelで作成するスキルが不可欠です。
複雑な状況から課題を抽出し、解決策を導く論点整理能力も日々磨かれます。財務モデリングや論点整理の能力は、どのようなキャリアに進む上でも強力な武器となるでしょう。
メリット⑤希少な案件実績が差別化に直結しやすい
希少な案件の実績がキャリアの差別化に直結しやすい点も、FASで働くメリットの1つです。
世間の注目を集めるような大型M&A案件や、困難な事業再生案件に関与できる機会があります。
このような希少性の高いプロジェクト経験は、自身の職務経歴書を際立たせ、転職市場での価値を大きく高める要因になります。
実績を積むほどに、キャリアの可能性が広がっていくでしょう。
メリット⑥同業と事業会社双方へキャリア展開しやすい
FASで働く6つ目のメリットは、同業他社や事業会社双方へキャリアを展開しやすいことが挙げられます。
FASで身につけた専門スキルを活かし、別のFASや投資銀行へ転職して専門性をさらに深める道があります。
一方で、事業会社のM&A担当や経営企画、CFO室などに転身し、当事者として企業の成長戦略に関わるキャリアも選択可能です。
キャリアの選択肢が豊富な点は、大きな強みといえます。
メリット⑦グローバル案件で語学と異文化対応を習得できる
FASのメリット7つ目は、グローバル案件を通じて、語学力や異文化対応能力を習得できる点です。
特にBIG4系のFASでは、海外企業が関わる国際的な案件に携わるチャンスが豊富にあります。
英語での交渉やドキュメント作成、海外チームとの協業などを通じて、実践的なビジネス英語や多様な文化への対応力が身につきます。
グローバルに活躍したい人にとっては、最適な環境でしょう。
メリット⑧ネットワークが強固になり次の機会につながりやすい
FASで働く最後のメリットとして、強固な人的ネットワークが構築でき、次の機会につながりやすい点が挙げられます。
優秀な同僚や上司、クライアント企業の経営層、弁護士や会計士など、さまざまなプロフェッショナルと共に働くことで、質の高い人脈が形成されます。
FASを卒業した後も、このネットワークを通じて新たなビジネスチャンスやキャリアの機会が生まれることも少なくありません。
FASはやめとけ?リアルな口コミを調査
FASのリアルな口コミをSNSやネットで調査しました。
詳しく解説します。
FASの悪い評判・口コミ
FASの悪い評判は以下の口コミが見つかりました。
big4のFAS勤務だけど、土日出勤、残業月100時間とか深夜2時までとかも全部普通すぎて、世の中の普通が何かわからなくなってる
転職活動します。
自分にFASは向いてなかったです。憧れだけで入社すると肩身狭いし申し訳ない気持ちでいっぱいになることが学べた。
もう一度社会人に戻った場合、新卒は投資銀行を選ぶとして2社目にBig4 FASを選ぶかと言われると悩む
当時のBig4 FASはマイナーな転職先故にカオスな楽しさや徒弟の教育体制があった。今はコンプラが厳しくなり、かつ大量採用故に業務の分業制が進んだと聞く
逆に、今なら「M&Aロールアップ」を掲げるスタートアップに行く。社長直下のM&A担当で社長業をじかに見て学びながら、ソーシング~PMIまで一気通貫でM&A業務を行って経験を積む
「月100時間超の残業」の声に代表されるように、FASの労働環境が過酷である点は覚悟しておくべきでしょう。
「憧れだけでは続かない」という意見は、FASの華やかなイメージと、地道でプレッシャーの大きい実務との間にギャップがあることを示唆しています。
FASの組織が大規模化・細分化し、以前と比べて得られる経験が変わってきている可能性も指摘されています。
FASの良い評判・口コミ
FASの良い評判・口コミをまとめました。
会計士が最初のキャリアに悩む分岐点が、実務試験に受かって晴れて会計士になった時。自分もめちゃくちゃ悩んだ。次は、マネージャーに上がれる手前ぐらい(大体、入社して6~8年ぐらい)。自分の場合は、実務試験に合格⇒海外留学⇒FASというキャリアを選択。今でもそれは後悔してないな~。
就活生は絶対にFASを視野に入れよう。
Big4 FASだと以下の待遇が手に入るよ✔︎東京勤務確約
✔︎20代で1000万
✔︎ファイナンス領域の専門知識
✔︎高い市場価値
✔︎キャリアの幅(投資銀行や事業会社等)総合コンと比べて領域が狭くなる分、
ディープな知識と経験が身につくから
転職に強い
FASに転職し仕事に没頭してからはや1年以上が経過。仕事内容、経験、人、金、評価など全てにおいて充実しており、転職含む自身の意思決定に非常に満足している。
FASの良い口コミからは、FASがキャリアパスとして満足度の高い選択肢であることがうかがえます。
特に20代で年収1,000万円を目指せる点やその後のキャリアの広がりは、FASの大きな魅力でしょう。
仕事内容から待遇、評価に至るまで、すべてに満足しているという声もあり、厳しい環境を乗り越えた先には、大きなリターンがあることを示しています。
FASの年収と労働時間の実態を把握
FASの年収と労働時間の実態を以下の4つの観点から解説します。
順に見ていきましょう。
役職別年収イメージ|アナリストからマネージャーまでのレンジを把握
FASの年収と労働時間の実態として、役職別の年収イメージを解説します。FASの年収は役職に応じて大きく変動します。
一般的な年収レンジの目安は以下のとおりです。
役職 | 年収レンジ(目安) |
---|---|
アナリスト | 500万円~800万円 |
シニアアナリスト | 700万円~1,200万円 |
マネージャー | 1,000万円~1,500万円 |
シニアマネージャー | 1,400万円~2,000万円 |
パートナー/ディレクター | 2,000万円~ |
金額はあくまでベース給与の目安であり、個人のパフォーマンスや会社の業績に応じた賞与が加わることで、総支給額はさらに高くなる可能性があります。
BIG4系や独立系など、所属するファームの種類によっても給与水準は異なるでしょう。
賞与と評価|案件貢献と稼働率が反映されやすい
FASの年収を考える上で、賞与と評価の仕組みも実態を把握するポイントです。FASの賞与は、個人の評価が大きく反映される仕組みが一般的です。
評価の主な指標となるのは「案件への貢献度」と「稼働率」の2つといえます。案件への貢献度では、分析の質やクライアントとのコミュニケーションなどが評価されます。
稼働率は、自身の時間がどれだけ課金対象の業務に割り当てられたかを示す指標です。
案件貢献度や稼働率などの個人評価にファーム全体の業績を加味して、最終的な賞与額が決定します。
残業と稼働パターン|DDとフォレンジックは繁忙期が偏りがち
FASの労働時間の実態として、残業や稼働パターンを解説します。FASの働き方は、常に忙しいわけではなく、プロジェクトの状況によって繁閑の差が激しいのが特徴です。
特にデューデリジェンス(DD)は、プロジェクトが数週間から1カ月程度の短期間で完結するため、業務が集中して労働時間も長くなる傾向があります。
フォレンジック(不正調査)も、調査の進捗や報告期限に応じて、突発的に多忙になることがあるでしょう。
働き方の裁量|在宅可否と出張頻度の確認が重要
FASの労働時間の実態を掴むには、働き方の裁量も確認しましょう。多くのFASでは在宅勤務制度が導入されていますが、プロジェクトによってはクライアント先への常駐や、情報管理の観点からオフィスへの出社が求められます。
地方のクライアントや調査対象企業を訪問するための出張も発生します。働き方の裁量はプロジェクトの性質に大きく依存するため、転職活動の際には、在宅勤務の可否や出張の頻度を具体的に確認しておきましょう。
FASに向いている人と向いていない人
FASに向いている人と向いていない人の特徴を、それぞれ3つずつ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
向いている人①高負荷下でも粘り強くやり切れる人
FASに向いている人の特徴1つ目は、高負荷下でも粘り強くやり切れる人です。FASのプロジェクトは、タイトな納期と高い要求水準から、心身ともに大きな負荷がかかる場面があります。
プレッシャーの大きい環境下でも、最後まで責任感を持って業務をやり遂げる精神的な強さと体力が求められるでしょう。
困難な状況を成長の機会と捉えられる人は、FASで活躍できる可能性が高いです。
向いている人②数字と仮説検証を楽しめる人
FASに向いている人の特徴として、数字と仮説検証を楽しめる人も挙げられます。FASの業務の根幹は、財務諸表などの膨大なデータと向き合い、分析を通じて企業の姿を明らかにすることです。
数字の裏側にある意味を考え、仮説を立てて検証していくプロセスに知的好奇心を感じられる人にとって、FASの仕事はやりがいのあるものになるでしょう。
向いている人③顧客視点で自走し調整ができる人
FASに向いている人の3つ目の特徴は、顧客視点で自走し、調整ができることです。FASの仕事は、単に分析作業を行うだけではありません。
顧客が何を目指しているのかを深く理解し、自ら課題を見つけて解決策を提案する主体性が求められます。
弁護士やクライアントなど、多くの関係者と円滑に連携するための調整能力も不可欠です。
向いていない人①安定した働き方を最優先にしたい人
FASに向いていない人の特徴1つ目は、安定した働き方を最優先にしたい人です。FASの業務は、プロジェクトの状況によって労働時間が大きく変動します。
急な出張や休日出勤もあり、プライベートの予定を立てることが難しい場面もあるでしょう。
定時退社や完全週休二日制など、予測可能で安定した働き方を望む人には、FASの環境は合わない可能性があります。
向いていない人②学習や成長の継続に消極的な人
FASに向いていない人の次の特徴として、学習や成長の継続に消極的な人も挙げられます。
FASが扱う会計基準や税制、M&Aの手法は常に変化し、新しい知識の習得が絶えず求められる世界です。
知的好奇心が薄く、自ら学んで専門性を高め続けることに意欲的でない場合、周囲のレベルについていくことが難しくなるでしょう。
向いていない人③指示待ちになりがちな人
FASに向いていない人の3つ目の特徴は、指示待ちになりがちな人です。FASのプロジェクトはスピード感が速く、上司が手取り足取り指示を出してくれるわけではありません。
チームの一員として、次に何をすべきかを自分で考え、主体的に行動することが期待されます。
指示されたことだけをこなすという姿勢では、FASで成果を出すのは難しいといえます。
FASの転職難易度と採用要件
FASの転職難易度と採用要件を、以下の5つの観点から解説します。
順に見ていきましょう。
募集ポジションの整理|FAとDDとバリュエーションで要件が異なる
FASの転職難易度を考える上で、募集ポジションごとの要件の違いを整理します。FASと一括りにいっても、担当する業務によってチームが分かれており、求められるスキルセットが異なります。
ポジション | 主な業務内容 | 求められる要件の傾向 |
---|---|---|
FA | M&Aプロセス全体の管理、交渉支援 | 交渉力、コミュニケーション能力、案件管理能力 |
DD | 企業の財務内容や事業状況の詳細な調査 | 公認会計士資格、監査経験、高い分析能力 |
バリュエーション | 企業価値や株式価値の算定 | 財務モデリングスキル、会計知識、数理能力 |
自身の経歴やスキルがどのポジションに最も合致するかを見極めることが、選考を有利に進める第一歩です。
必須スキル|会計財務とExcelモデリングと論理的思考が求められがち
FASへの転職で共通して求められる必須スキルを解説します。FASのどのポジションであっても、会計財務の深い知識は業務の土台として不可欠です。
財務三表を読み解き、企業の状況を正確に把握する能力が求められるでしょう。Excelを駆使した精緻な財務モデルの作成スキルや、複雑な情報を整理し、結論を導き出す論理的思考力も同様に必須のスキルといえます。
歓迎スキル|英語運用能力とデータ分析と法務税務の素養が活きる
FASへの転職では必須スキルに加えて、あると有利になる歓迎スキルもあります。海外企業が関わる案件も多いため、ビジネスレベルの英語運用能力があれば、担当できるプロジェクトの幅が大きく広がります。
近年では、Pythonなどを用いたデータ分析スキルや、M&Aに関連する法務・税務の基礎知識も高く評価される傾向です。
専門スキルを掛け合わせることで、自身の市場価値をさらに高められるでしょう。
未経験採用|監査法人や投資銀行や事業会社経理からの転身が多い傾向
FASの転職難易度は未経験者にとって高いですが、特定の職種からの転職は多い傾向にあります。
全くの異業種からの転職は稀で、多くは親和性の高い領域からの転身です。たとえば、公認会計士が多く所属する監査法人や、M&Aの実務経験が豊富な投資銀行の出身者が挙げられます。
事業会社の経理・財務部門や経営企画室などで、M&Aや予算策定に関わった経験も高く評価されます。
新卒枠|ケース面接とポテンシャル評価が中心になりがち
FASの転職難易度とは別に、新卒採用枠にも触れておきます。実務経験のない新卒採用では、候補者のポテンシャルが重視されます。
地頭の良さや成長意欲が評価の中心となるでしょう。選考過程では、特定のビジネス課題についてその場で解決策を考えさせる「ケース面接」が課されることが一般的です。
論理的思考力やコミュニケーション能力など、コンサルタントとしての基礎能力が見られます。
FASに有利な資格と学習ロードマップ
FASへの転職で有利に働く資格と、未経験から目指す場合の学習ロードマップを解説します。
順に見ていきましょう。
公認会計士|即戦力評価と監査バックグラウンドが活きる
FASへの転職で最も有利な資格として、まず公認会計士が挙げられます。会計・税務・監査の専門知識は、DD(デューデリジェンス)業務に直結します。
監査法人での実務経験があれば、即戦力として高く評価されるでしょう。資格の難易度の高さから、論理的思考力や粘り強さなどのポテンシャルを証明することにもなります。
USCPA|国際案件と英語運用で強みになりやすい
FASへの転職で有利な資格としてUSCPA(米国公認会計士)も挙げられます。USCPAの学習を通じて、国際的な会計基準の知識とビジネスレベルの英語力を同時に証明できます。
海外企業が関わる国際的な案件を多く扱うBIG4系FASなどでは、USCPAの資格保有者は価値が高い人材と見なされる傾向です。
簿記1級|基礎体力と検算精度の証明になりやすい
FASへの転職を目指す上で、日商簿記1級も有利に働く資格です。公認会計士ほどの網羅性はないものの、簿記1級は高度な会計知識を持つことの証明になります。
複雑な会計処理を理解し、数字を正確に扱う能力は、FASの業務における基礎体力として評価されるでしょう。
特に財務モデルの作成や検算の場面で知識が活きます。
M&A関連資格|M&A実務検定やValuation関連資格が補完になる
FASへの転職では、M&Aに特化した関連資格も知識の補完になります。たとえば「M&A実務検定」や事業再生士(ATP)、証券アナリストなどの資格が挙げられます。
会計系の資格とあわせて保有することで、M&A領域への強い関心と体系的な知識をアピールできるでしょう。
未経験からの転職の場合、熱意を示す材料にもなります。
語学指標|TOEICや実務英語の運用力を示す
FASへの転職における語学指標の有効性を解説します。TOEICの高スコア(例:900点以上)は、グローバル案件で活躍できる英語力の客観的な証明になります。
資格ではありませんが、英語のレポーティングや海外チームとの会議が日常的に発生するファームでは、会計知識と同じくらい実務的な英語力が重視されることもあるでしょう。
FASに採用されるためのポイントと手順
FASに採用されるためのポイントと具体的な手順を、5つのステップに分けて解説します。
ひとつずつ見ていきましょう。
手順①自己棚卸で強みと志向を言語化する
FASに採用されるための最初の手順は、自己棚卸で強みと志向を言語化することです。まずは自身の経歴を振り返り、FASの業務に活かせるスキルや経験を洗い出しましょう。
会計知識や分析能力などの専門性に加え、プロジェクトマネジメント能力などもアピール材料になります。
あわせて「なぜFASなのか」「FASで何を成し遂げたいのか」に関する志望動機を明確にすることも、面接で説得力を持たせるために不可欠です。
手順②職務経歴書で案件貢献を成果指標で示す
FASに採用されるための次の手順では、職務経歴書で案件への貢献を成果指標で示します。
職務経歴書では単に業務内容を羅列するのではなく、具体的な数字を用いて実績を記載しましょう。
定量的な成果を示すと、採用担当者に自身の能力を客観的に伝えることができます。「5人チームのリーダー」や「年間1,000万円の利益改善」のように、具体的な数字を交えて実績を記載しましょう。
手順③ケース面接対策で論点整理と定量思考を磨く
FASに採用されるための手順3では、ケース面接対策で論点整理と定量思考を磨きます。
FASの選考では、特定のビジネス課題について解決策を提示させるケース面接が頻繁に行われます。
書籍やセミナーなどを活用して、問題の構造を整理し、仮説を立て、数字を基に結論を導き出すトレーニングを積みましょう。
時間内に論理的な回答を組み立てる能力が評価されます。
手順④モデリングの基礎をスプリントで固める
FASに採用されるための手順4として、財務モデリングの基礎を短期間で集中的に固めることも有効です。
特に未経験からの転職の場合、実務で通用するレベルの財務モデリングスキルが求められます。
オンライン講座や書籍を利用して、財務三表連携モデルやDCF法など、バリュエーションの基礎を徹底的に学習しましょう。
実践的なスキルを身につけておくことで、選考で有利に働く可能性があります。
手順⑤内定後はオファー条件と配属を丁寧に確認する
FASに採用されるための最後の手順は、内定後にオファー条件と配属先をていねいに確認することです。
提示された給与や役職といった条件はもちろん、どの部門のどのチームに配属されるのかを必ず確認しましょう。
DDやバリュエーションなど、配属されるチームによって担当する業務内容や求められる専門性が大きく異なります。
入社後のミスマッチを防ぐためにも、疑問点は解消した上で内定を承諾しましょう。
FASからのキャリアパスとセカンドキャリア
FASで得た経験を活かせる、主なキャリアパスとセカンドキャリアを4つ紹介します。
ひとつずつ見ていきましょう。
同業他社|領域を横移動して専門性を深める
FASからのキャリアパスとして、まず考えられるのは同業他社への転職です。BIG4系から独立系へ移ってより裁量権の大きい仕事を目指したり、特定の業界に特化したFASへ転職して専門性を深めたりする道が挙げられます。
同じFASというフィールドで経験を積むことで、自身の専門性をさらに高められるキャリアプランといえるでしょう。
事業会社|M&Aや経営企画やCFO室に展開する
FASからのキャリアパスの2つ目は、事業会社への転職です。FASで培ったM&Aや財務の知見は、事業会社のM&A担当部門や経営企画室、CFO室などで高く評価されます。
アドバイザーという立場から、事業の当事者としてM&A戦略の実行や経営判断に直接関われるのが、事業会社へ転職する大きな魅力です。
金融機関やPEファンド|投資側へキャリアチェンジする
FASからのキャリアパスとして、金融機関やPEファンドへ転職し、投資側に移る道もあります。
特にPEファンド(プライベート・エクイティ・ファンド)は、投資先の企業価値向上を自ら手がけるため、DDやバリュエーションのスキルが直接活かせます。
アドバイザーとして案件を支援する立場から自ら投資判断を行う立場へと移る、人気の高いキャリアです。
起業独立|中小企業のFAや再生支援で独立する
FASからの最後のキャリアパスは、起業して独立する道です。FASでの実務を通じて専門性と人脈を築き、自身のファームを立ち上げる人もいます。
たとえば、大手のFASがカバーしきれない中小企業のM&A支援(FA業務)や事業再生に特化することで、独自の地位を築くことが可能です。
自身の裁量で自由に働けるのが最大の魅力でしょう。
FASへの転職におすすめの転職エージェント
FASへの転職におすすめの転職エージェントを紹介します。
順番に解説します。
MyVision|会計財務領域に強みがある
運営会社 | 株式会社MyVision |
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公開求人数 | 非公開 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 (国内ほぼ全てのコンサルティングファームを紹介可能) |
拠点 | 東京本社
東京都新宿区新宿3丁目5−6 |
料金 | 無料 |
非公開求人も豊富に保有しており、一人ひとりのキャリアプランに合わせた最適な求人を提案してくれます。
FAS業界への転職を本気で考えている人や、専門性の高いサポートを求める人におすすめです。
MS-JAPAN|管理部門特化で求人の質が安定しやすい
出典:jmsc.co.jp
運営会社 | 株式会社MS-japan |
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公開求人数 | 19,000件以上(2025年4月時点) |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国・一部海外 |
拠点 | 東京・横浜・名古屋・大阪 |
料金 | 無料 |
長年の実績から企業との信頼関係が厚く、他では見られないような優良な非公開求人を多数保有しています。
これまでの経理や財務の経験を活かしてFASへのキャリアチェンジを目指したい人におすすめです。
ヒュープロ|会計士税理士領域と若手ハイキャリア支援に強い
運営会社 | 株式会社ヒュープロ |
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公開求人数 | 約9,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 (主に都市部) |
拠点 | 東京本社 東京都渋谷区道玄坂2-16-4 野村不動産渋谷道玄坂ビル 4階/6階(受付) |
料金 | 無料 |
特に20代〜30代の若手ハイキャリア層のサポートが手厚く、スキルや志向に合ったキャリアプランを一緒に考えてくれるのが特徴です。
公認会計士などの資格を武器に、FAS業界でキャリアアップを目指したい若手の人におすすめのエージェントです。
FASはやめとけに関するよくある質問(FAQ)
FASはやめとけに関するよくある質問を紹介します。
未経験からでもFASに行けるのかな?
未経験からでもFASに転職することは可能です。ただし、一般的に「未経験」とは、FASでの実務経験がない状態を指します。
監査法人での会計監査経験や、事業会社の経理・財務部門での実務経験など、会計・財務に関する高い専門性を持っていることが前提となるでしょう。
全くの異業種・異職種からの転職は、きわめて難しいのが実情です。
FASと戦略コンサルはどっちが自分に合うのかな?
FASと戦略コンサルは専門領域が異なるため、どちらが合うかは個人の志向によります。
FASと戦略コンサルの違いを簡潔にまとめると、以下のようになります。
項目 | FAS | 戦略コンサル |
---|---|---|
主な領域 | M&Aや事業再生における財務アドバイス | 全社戦略や新規事業の立案 |
求められるスキル | 会計・財務の専門性、財務モデリング | 仮説構築力、市場分析、プレゼンテーション |
アウトプット | DDレポート、企業価値評価書 | 経営戦略の提言書 |
財務のスペシャリストを目指したい場合はFAS、より広範な経営課題に関心がある場合は戦略コンサルが向いているといえます。
英語が苦手だけどFASで通用するのかな?
英語が苦手な場合、FASで活躍できる範囲は限定される可能性があります。特にBIG4系のファームでは、海外企業が関わる国際的な案件が多く、日常的に英語の読み書きや会話が発生します。
一方で、国内案件を中心とする独立系のファームなどでは、英語の使用頻度が低い場合もあるでしょう。
英語力はキャリアの選択肢を広げる武器になるため、学習を続けておくのがおすすめです。
FASは本当にやめといたほうがいいのかな?
FASを「やめといたほうがいい」かどうかは、個人のキャリアプランや価値観次第です。
FASには、激務であったり強いプレッシャーがかかったりする厳しい側面があります。ワークライフバランスを最優先にしたい人にとっては、FASの環境は厳しいと感じるでしょう。
しかし、得られる専門性や高年収、その後のキャリアの広がりは大きな魅力です。メリットとデメリットを天秤にかけ、自身が何を重視するかを考えましょう。
BIG4系と独立系はどちらを選ぶべきかな?
BIG4系と独立系のどちらを選ぶべきかは、どのような環境で働きたいかによります。大規模で国際的な案件や体系的な研修制度を求める場合は、BIG4系が向いているでしょう。
ブランド力があり、安定した組織で働きたい人にもおすすめです。若いうちから裁量権を持って幅広い業務に携わりたい場合や将来の独立を視野に入れている場合は、独立系のファームが合う可能性があります。
まとめ
この記事では、FASが「やめとけ」と言われる理由と、それでも得られるメリットを解説しました。
FASは激務でプレッシャーが高い厳しい側面がある一方で、高い専門性が身につき高年収も得られ、その後のキャリアも広がる大きなリターンがあるのも事実です。
FASへの転職を成功させるには、こうしたメリット・デメリットを深く理解した上で、自分に合うかを見極めることが不可欠です。
後悔のない選択をするためにも、まずはFASに強い転職エージェントに相談し、客観的なアドバイスをもらうことから始めましょう。