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経理はやめとけ?きついと言われる理由や向いている人を解説

生徒
経理はやめとけという話を聞いたことがあるけれど、どうしてだろう?
経理に向いているのはどんな人なのかな?

経理職は「縁の下の力持ち」と呼ばれ、どの企業にも必要不可欠な職種です。しかし経理にはネガティブなイメージがあり「やめとけ」と言われることも多いのが事実です。
この記事では、なぜ経理はやめとけと言われるのか、理由を経理の職務内容と合わせて解説します。

転職先生
経理職にも実は利点がたくさんあるので、自分の適性と照らし合わせながら参考にしてください。
この記事で分かること
・経理はやめとけと言われる理由
・経理として働くメリット
・経理の役割と仕事内容
・経理で身に付くスキル
・経理職へ転職する際におすすめの転職エージェント
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目次

経理はやめとけと言われる理由

経理はやめとけと言われる理由

経理はやめとけと言われる理由は、以下の9つが挙げられます。

経理はやめとけと言われる理由
・AIの発展で将来なくなる可能性がある
・専門知識が必要で勉強が絶えない
・ミスが許されず責任が重い
・成果が数値化しにくく評価されづらい
・決算期は繁忙期で忙しい
・担当業務次第で年収が低い場合がある
・単調作業が多く飽きやすい
・繁閑の波が合わない人もいる
・評価制度ややりがいに不満を持つ場合がある

順番に解説します。

理由①AIの発展で将来なくなる可能性がある

経理はやめとけと言われる理由は、AIの発展で将来なくなる可能性があるからです。近年、AIによる経理業務の自動化が急速に進んでいます。

経理業務のうちデータ入力・仕訳などの単純作業は、AIが人手を介さずに処理できるため、今後の経理業務は大幅に減少する可能性が高いでしょう。

しかし複雑な判断や、イレギュラーな対応など人にしかできない業務もあります。経理業務の全てがなくなるわけではありませんが、人手が少なくなる環境への変化が見込まれています。

理由②専門知識が必要で勉強が絶えない

経理はやめとけと言われる理由の2つ目は、専門知識が必要で勉強が絶えないからです。仕訳や決算など、経理の仕事には基本的な会計知識が必要です。

基本知識を勉強するだけでなく、キャリアアップのため簿記検定や税理士など専門の資格取得を目指す人も多く、資格勉強も続きます

また税法においては改正や制度変更が多く、常に最新情報を頭に入れておかなければならず、継続的な学習が求められます

生徒
「一度覚えたら終わり」ではないのですね。

転職先生
常に新しい知識をアップデートしつつ、変化する業務内容に対応していく能力が必要です。

理由③ミスが許されず責任が重い

経理はやめとけと言われる理由には、ミスが許されず責任が重いことも含まれます。

経理は会社のお金を扱うため、ミスが会社全体に大きな影響を与えることがあります。ミスをすると実際に会社の損失になったり、取引先の信頼を失ったりと間接的なリスクも生じるため、責任を取ることが困難です。

お金や取引先の信頼損失だけではありません。ミスの内容が納税ミスや申告漏れなどの場合はペナルティや税が課され、社会的立場を失うこともあります。

経営基盤そのものを揺るがすほどの深刻な状況を招く恐れもあるため、経理の仕事は責任が重いと言われています。

理由④成果が数値化しにくく評価されづらい

経理はやめとけと言われるのは、成果が数値化しにくく評価されづらいことも理由の1つです。

経理業務はミスを少なくすることに焦点がおかれ、正確さが重視されるため減点方式になりがちです。

また営業職のように「売上◯万円」などのような数値化できる目標設定がなく、実際の貢献が大きくても成果が可視化されません。

評価基準が曖昧な会社が多く、個人の成果が見えにくいため、経理は他部門に比べて評価されづらい傾向にあります。

理由⑤決算期は繁忙期で忙しい

経理はやめとけと言われる理由は、決算期は繁忙期で忙しいからです。決算期の詳しい内容を表にまとめました。

決算タイプ 繁忙期 説明
年度決算 3月〜5月 4〜5月にかけては超繁忙期と言われるほど忙しい。
四半期決算 各四半期末の翌月 上場企業などが対応。年に4回繁忙期となる。
月次決算 毎月5日〜10日頃 毎月行われ、月初が忙しい。

また、決算期が忙しくなる理由は以下の通りです。

・決算業務は多くの書類作成が必要であり、正確かつ網羅的な情報が求められる。
・関係機関と連携し、やり取りが増える。
・提出期限がある書類が多く、残業や休日出勤が増える。

決算期は経理の最大繁忙期であり、業務量だけでなくミスをしてはならないという精神的ダメージも増大する時期があるため、経理はやめとけと言われる理由となっています。

理由⑥担当業務次第で年収が低い場合がある

経理はやめとけという意見は、担当業務次第で年収が低い場合があることからも出ています。

経理業務担当の年収について表にまとめました。

担当業務例 年収(目安) 説明
一般経理 約300万~400万円 単純作業でAIでも可能
月次決算・仕訳チェック 約400万〜550万円 仕組み理解が必要
年次決算・税務申告 約550万〜700万円 高度な専門知識と責任が必要
連結決算・開示資料作成 約600万~800万円 会計士資格者などが多い
経理部長・CFO 約900万~1,500万円超 役員・ハイクラスポジション

仕訳入力、伝票処理、経費精算、請求書発行などのルーティーン作業業務は低年収になりやすく、未経験者やアシスタントが担当することもあります。

しかし決算業務や監査対応など、経営寄りの業務は年収が高い傾向にあり、企業経営の意思決定にも関わるため評価も高いとされています。

理由⑦単調作業が多く飽きやすい

経理はやめとけと言われる理由には、単調作業が多く飽きやすいことも挙げられます。

日々の伝票処理や帳簿記帳などの業務は、会計ソフトなどでやり方が決まっているため変化がなく業務の幅が狭いと感じる人もいるでしょう。

単純作業が続くことで飽きが蓄積し、仕事にやりがいを感じられない可能性もあります。

理由⑧繁閑の波が合わない人もいる

経理はやめとけと言われる理由の8つ目は、繁閑の波が合わない人もいるからです。経理には「繁閑の波」と呼ばれる、忙しい時期と暇な時期の差が激しいという特徴があります。

繁忙期は残業や休日出勤など、プライベートの時間が一切取れない可能性もあり、精神的負担も増えるでしょう。

しかし閑散期は決算や税務内容が落ち着いた頃に訪れ、比較的業務量が少なく、定時で帰れることが増えます。

繁閑の波が生活スタイルに合わず働き方の希望と合わない人は、ストレスを感じやすいでしょう。

理由⑨評価制度ややりがいに不満を持つ場合がある

経理はやめとけと言われる最後の理由は、評価制度ややりがいに不満を持つ場合があるからです。

経理の評価は減点方式が用いられるため、ミスをせず期限を守っても評価が上がることはなく、ミスをすると評価が下がります

他部署と比べて評価されにくく、正当な評価を得られないこと、また単調な業務内容にやりがいを持てないことが、経理の不満へとつながっています。

経理として働くメリット

経理として働くメリット

経理として働くメリットは、以下の3点があります。

経理として働くメリット
・管理部門の中では年収が高めになりやすい
・ノルマが少なくワークライフバランスを整えやすい
・転職しやすい重要な業務を担える

それぞれ解説します。

メリット①管理部門の中では年収が高めになりやすい

経理として働くメリットの1つ目は、管理部門の中では年収が高めになりやすいことです。理由をまとめました。

経理が管理部門の中で年収が高めになりやすい理由
・高度な専門性と実務能力を持っている
・経営判断に直結する重要な役割
・役職や企業規模による昇給機会がある

経理は企業の財務状況を管理・分析し、決算など専門的かつ高度なスキルを求められます。

また財務データを提供し、企業の財務戦略に関与するため責任が重いですが、その分高い報酬を得やすくなります

大企業やグローバル企業では経理の役職も多く、企業規模が大きいほど経理の複雑さが増し、年収アップの可能性が広がるでしょう。

メリット②ノルマが少なくワークライフバランスを整えやすい

経理として働くメリットとして、ノルマが少なくワークライフバランスを整えやすいことも挙げられます。

経理は営業のように売上ノルマなどはなく、数字のプレッシャーに追われることはありません。

また繁忙期と閑散期が明確なため、スケジュールを立てやすいことがメリットです。繁忙期はあるものの、閑散期は有給を取りやすく定時退社できることも多いため、ワークライフバランスを整えやすい職種です。

生徒
ノルマがないことは精神的に安定します。

転職先生
ノルマが達成できずに給与が減るなどがないこともメリットですよ。

メリット③転職しやすい重要な業務を担える

経理として働くメリットの最後の点は、転職しやすい重要な業務を担えることです。経理はどの企業でも必要とされるスキルを培えます。

経理で身に付くスキル
・日商簿記2級以上
・会計の知識、決算対応、財務分析などの実務経験
・ITスキル
・コミュニケーション力

経理は会社のお金の流れを管理する部門なので、どの企業でも必要不可欠な業務です。経理で身に付いたスキルは汎用性が高く、転職しても即戦力として評価されやすいでしょう。

さらに決算、連結、税務などの専門性が高い業務を担当していた場合は、転職先でも年収が高く、転職活動において非常に有利なスキルとなります。

経理に向いている人・向いていない人

経理に向いている人・向いていない人

経理に向いている人と向いていない人の特徴についてまとめましたので、参考にしてください。

項目 特徴
経理に向いている人 ・数字やデータに強く、苦手意識がない
・慎重で几帳面
・責任感が強い
・地道な作業ができる
・スケジュール管理が得意
・コミュニケーション能力がある
・ITスキルなどPCスキルがある
・学習意欲が高い
経理に向いていない人 ・数字に強い苦手意識がある
・大雑把で細かいことを気にしない
・責任感が乏しい
・同じ作業の繰り返しが苦手
・計画的に動くことが苦手
・人と関わることが苦手
・PCスキルが乏しい
・学習意欲が乏しい

経理の仕事は数字が細かく、ミスが許されず責任が重い仕事です。そのため数字に強く、細かく地道な作業を集中して続けられる人が向いており、活躍できるでしょう。

経理に向いていない人の特徴は、向いている人の真逆となります。同じ作業をルールに沿ってこなしていく業務は、オリジナリティがあり創造性豊かな人はつまらないと感じる可能性があります。

「経理はやめとけ」を乗り越える方法

「経理はやめとけ」を乗り越える方法

「経理はやめとけ」を乗り越える方法は以下の3つがあります。自分に合った方法を試してみることをおすすめします。

「経理はやめとけ」を乗り越える方法
・キャリアアップできる企業へ転職した事例
・社風が合う企業を選んだ事例
・柔軟な働き方が可能な企業に移った事例

それぞれ解説します。

キャリアアップできる企業へ転職した事例

「経理はやめとけ」を乗り越える方法について、キャリアアップできる企業へ転職した事例を紹介します。

事例① 転職前 転職後
企業 税理士事務所 上場企業
仕事内容 単調業務 連結決算や開示資料作成
年収 約390万 約450万
事例② 転職前 転職後
企業 中小企業 グローバル企業
仕事内容 単調業務、月次決算担当 ERP(SAP)での財務処理習得
年収 約430万 約620万

転職前は単調作業ばかりでスキルが伸びず年収も低かったものが、転職後は決算など専門性の高い業務に携わることによって年収がアップしています。

キャリアアップ志向がある人は、自身を成長させてくれる機会や高い専門性を得られる企業へ転職することで「経理はやめとけ」というネガティブな風潮を乗り越えられるでしょう。

社風が合う企業を選んだ事例

「経理はやめとけ」を乗り越えることは、社風が合う企業を選ぶことによっても可能になります。

事例を紹介します。

項目 転職前 転職後
企業 日系メーカー スタートアップ企業
社風 ・年功序列、上意下達の文化
・若者の意見が通りづらい
・残業が多い
・風通しが良い
・若手が活躍し、スピード感のあるキャリアアップが可能
年収 約430万 約460万円

経理スキルそのものではなく、「働く環境との相性」を重視した転職です。年収はさほど変わらない例もありますが、年収や業務内容よりも「職場の文化」に焦点を当てることが重要なポイントです。

自分に合った環境に身をおくことでパフォーマンスがアップし、仕事に対する気持ちが前向きになり、ワークライフバランスの調整もしやすくなるでしょう。

柔軟な働き方が可能な企業に移った事例

「経理はやめとけ」を乗り越えるには、柔軟な働き方が可能な企業に移ることも方法の1つです。

事例を紹介します。

項目 転職前 転職後
企業 中堅メーカー IT企業
働き方 フル出社 ・リモート中心
・フレックス制あり
年収 約420万 約430万円

経理職でもフレックスタイム制やリモートワークなど、柔軟な働き方は可能です。大手や成長企業ではハイブリッド勤務(出社とリモートワーク)を取り入れている企業も多く、ワークライフバランスを保てます。

プライベートや家族の時間などを大切にできる働き方ができれば「経理はやめとけ」というイメージを覆せるでしょう。

生徒
子育てとの両立ができることが有難いです。

転職先生
繁閑期が明確だったり、在宅で仕事ができたりする経理職は子育て中の人も活躍していますよ。

経理に強いおすすめの転職エージェント

経理に強いおすすめの転職エージェント

経理に強いおすすめの転職エージェントを3つ紹介します。

経理に強いおすすめの転職エージェント
・ヒュープロ
・ワークポート
・JACリクルートメント

転職エージェントはどれも無料で利用でき、登録するとさまざまな情報を得られます。転職活動は膨大な情報を収集する作業が不可欠で、さらに必要な情報に絞ることが重要なポイントです。

スムーズな転職活動を送れるように、自身に合ったエージェントを見極めましょう。

おすすめ順に詳しく解説します。

ヒュープロ

ヒュープロ転職エージェント出典:hupro-job.com

運営会社 株式会社ヒュープロ
公開求人数 約9,000件
非公開求人数 非公開
対応地域 全国
(主に都市部)
拠点 東京本社
東京都渋谷区道玄坂2-16-4 野村不動産渋谷道玄坂ビル 4階/6階(受付)
料金 無料

ヒュープロは経理・会計・税務部門に特化した転職エージェントであり、未経験者向け求人やテレワーク、残業少なめなどの働き方を重視した求人を多く揃えています。

会計・経理分野に精通したアドバイザーが在籍し、専門性の高いサポートが受けられます。

LINEでも転職相談ができるため、忙しい人や効率的に転職活動がしたい人にとってヒュープロはおすすめです。

 

ヒュープロについて詳しく知りたい人は「ヒュープロ(HUPRO)の評判・口コミは?【注意点や転職成功のコツを解説】」もおすすめです。

 

ワークポート

出典:workport.co.jp

運営会社 株式会社ワークポート
公開求人数 約106,000件
非公開求人数 非公開
対応地域 全国
拠点 全国52拠点+ソウル(韓国)1拠点
料金 無料

ワークポートは経理職の転職成功例が数多くあり、現場の声を聞ける転職エージェントです。

特に中小〜中堅企業の「実務経験者歓迎求人」が多く、30代前半までの求人が豊富です。ポテンシャルを重視した求人が多く、未経験者も使いやすいことがメリットです。

すでに実務経験があり、より専門性を求められる決算経験を積んでキャリアアップしたいという人にとって、ワークポートはおすすめです。

 

ワークポートについて詳しく知りたい人は「ワークポートの評判はやばい?【最悪等の悪い口コミやデメリットを解説】」もおすすめです。

 

JACリクルートメント

出典:jac-recruitment.jp

運営会社 株式会社JAC
公開求人数 約20,000件
非公開求人数 非公開
対応地域 全国
拠点 東京本社
東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング14階
(全国に12拠点)
料金 無料

JACリクルートメントは、上場企業や外資系、管理職などハイクラス向けの経理求人が豊富です。

担当者が経理に精通しており、業務に関することだけでなく「社風」や「上司の人柄」まで把握しているため、丁寧なヒアリングとマッチングを受けられます。

管理職クラスで仕事がしたい人や英語を使いたい人にとって、JACリクルートメントはおすすめです。

 

経理の役割と仕事内容

経理の役割と仕事内容

経理の役割と仕事内容をそれぞれまとめました。経理は細かく単純な作業が多いですが、「縁の下の力持ち」として非常に重要な部門です。

経理の役割

経理の役割を表にまとめました。

役割 説明
お金の記録・管理 会社の売上や収入、経費など取引の流れを正確に帳簿に記録する。
経営陣や関係機関への報告 決算書類や申告書を作成し、財務状況を報告する。
会社経営判断のサポート 経営分析を行い、経営陣の意思決定をサポートする。

経理は毎日の記帳から経営判断まで、幅広く記録を管理し、企業基盤を支えています。

経理の仕事内容

経理の仕事内容を表にまとめました。

仕事内容 説明
日々の取引記録 仕訳入力、現金・預金管理、経費精算、伝票処理など
月次業務 月次決算、給与計算、売掛金・買掛金の管理、社会保険料納付、在庫管理など
年次業務 年次決算、年末調整、決算書作成、税務申告、各種税金納付
管理会計 予算策定、実績管理、コスト分析
その他 監査法人対応、会計システムの導入・改善

経理業務は多岐に渡り、業務内容によって報酬も違います。スキル次第では管理会計や財務分析など、専門性を要する業務に携われるようになりステップアップが可能です。

経理以外のおすすめ会計系キャリア

経理以外のおすすめ会計系キャリア

経理以外のおすすめ会計系キャリアには、以下の3つがあります。

経理以外のおすすめ会計系キャリア
・会計事務所
・事業会社以外の経理
・FAS

それぞれ解説します。

会計事務所

経理以外のおすすめ会計系キャリアには、会計事務所があります。会計事務所のメリットを以下にまとめましたので参考にしてください。

会計事務所で働くメリット
税務申告、決算、相続、事業継承など専門性の高い業務を経験でき、スキルアップできる。
多様な業種や規模の企業を担当するため、幅広い業界知識や実務経験が得られる。
税理士資格の取得や、将来独立、開業を目指せる。

経理は企業内に向けて行う業務に対して、会計事務所はクライアントとの距離が近く、対外的な業務が多くあります

多様な会社の会計・税務に関われるため、幅広く実務を経験したい人や、また将来独立したい人にとって、会計事務所はおすすめです。

事業会社以外の経理

経理以外のおすすめ会計系キャリアの中に、事業会社以外の経理もあります。

事業会社以外の分野や内容をまとめました。

分野 業務内容 向いている人
監査法人 ・公認会計士の下で監査業務を補助する
・企業の会計監査や内部統制支援を行う
・税務に強くなりたい人
・独立志向の人
コンサルティング会社 ・会計、税務アドバイザリー
・事業再生
・専門知識を活かしたい人
・論理的思考、提案力がある人
・変化が好きな人
アウトソーシング会社 複数クライアントの経理、財務業務を受託 ・柔軟な働き方を求める人
・業務を効率的に回せる人
金融機関・公共機関等の専門職 非営利法人の経理 ・安定志向のある人
・社会貢献に関心のある人
グローバル企業 グループ企業の経理業務を1か所で集中処理 ・英語力を活かしたい人
・国際志向の人

事業会社以外では比較的働き方が柔軟な企業が多く、在宅が可能だったり残業が少なかったりと、働きやすい環境となっています。

また専門性を高めたい、特定の分野で経理に詳しくなりたい人にとっておすすめです。

FAS

経理以外の会計系キャリアの最後のおすすめは、FASです。FASは企業の財務や経営に関する高度なアドバイザリー業務を行う分野です。

FASの仕事内容
・M&Aの実行支援や財務調査
・企業価値の算定や財務分析
・事業再生、再編のアドバイス
・経営戦略や財務戦略の立案サポート

財務・会計の知識やコンサルティングなど専門性が高く、年収水準も比較的高いことが特徴です。

経理経験者がキャリアアップや専門性を深めたい場合におすすめの分野です。

経理やめとけに関するよくある疑問回答

経理やめとけに関するよくある疑問回答

経理やめとけに関するよくある疑問に回答します。

経理はおっちょこちょいでもできる?

経理の仕事は「おっちょこちょい」な性格の人にはやや不向きです。理由は、経理には数字の正確さが求められ、細かい作業への注意力が強く求められるからです。

経理のミスは会社基盤を揺るがすことにもつながるため、慎重で正確な人が向いています。

しかし絶対に無理というわけではなく、ダブルチェック体制を築くなど確認作業を徹底し、作業手順を工夫すれば経理として活躍できる可能性もあります。

経理が難しくて辞めたい場合は?

経理が難しくて辞めたい場合は「何が難しいのか」を見極めることがポイントです。経理の仕事は難しく、プレッシャーに耐えられず悩む人が多い職種です。

以下に辞めたい理由とそれぞれの対策をまとめました。解決策を知り、実行することで気持ちが楽になる場合もあるので、ぜひ試してみてください。

辞めたいと思う理由 対策
業務が難しい ・基本的な業務から少しずつ覚えていく。
・分からないことは先輩や上司に確認する。
ミスが怖い ・ダブルチェックや作業手順を見直して、1人体制になることを避ける。
繁忙期が辛い ・スケジュール管理や優先順位をつけ、無理な場合は上司に相談する。

経理の仕事が難しいと思うのは特別なことではありません。「難しい」と感じている原因を突き止め、対策を練りましょう。

工夫や相談でも続けることが難しい場合は、自分の適性を見直すなど転職エージェントに相談するのもおすすめです。

生徒
繁忙期に体調を崩して辛いです。

転職先生
健康な体は何より大事です。無理をせず、将来について前向きに考えましょう。

経理って変な人多い?

経理に「変な人」が多いという考えは偏見であり、実際には真面目でコミュニケーション力を兼ね備えた人が多い職種です。

経理職の人は、細かいミスが許されない厳しい環境に身を置き、常に緊張感と強い責任を持っています。

コツコツと真面目に業務に取り組む姿勢から、周囲に「変な人」と誤解され、ネガティブな印象を持たれてしまうことがあります。

経理はミスが許されないの?

経理はミスをしても絶対に許されないわけではありません。経理は他業種に比べてミスの影響力が大きく、許されにくい傾向にあるのは事実ですが、ミスは誰でも起こり得るものです。

重要なことは、ミスが判明した時に迅速に解決に向けて動くことです。影響が小さいミスは内部で修正・対応可能ですが、税務報告や決算などの重大なミスは、法令に基づき修正申告が求められます。

ミスの責任は会社全体が負うものであり、特定の個人の責任を求められることはほぼありませんが、個人に故意や隠蔽があった際は、損害賠償請求がなされる場合もあります。

経理でむかつくことってある?

経理でむかつくと感じる理由の例を6点挙げます。

経理でむかつくと感じる理由例
・責任が重い
・繁忙期が忙しく残業が多い
・関係機関とのやり取り
・人手不足
・毎日の単調作業
・評価が得られにくい

経理は細かな作業が多く責任が重い仕事です。経理に不向きな人であれば「むかつく」と感じることがあるでしょう。

経理は仕事量が多い?

経理は仕事量が多い職種です。特に中小企業や人手不足の職場は、通常業務も忙しく「年間を通して忙しい」と感じる人も多いです。

しかし大企業や上場企業の経理などは、システムの自動化が進んでいることもあり、経理業務が細分化されて個人の業務範囲が限定されている現場もあります。

会社の規模や職種、経理部門の体制によって仕事量が変わってくるため、事前の情報収集が重要です。

経理は頭がいい人じゃないとなれない?

経理は「頭がいい人」でないとなれないことはありません。経理は基礎知識があり、真面目に丁寧な仕事ができる人が求められる職種です。

専門用語やルールを覚える、分からないことは周りに確認するなど、日々の努力でこなせる仕事のため、地頭はあまり関係ないと考えられています。

経理職に慣れるのには何年かかる?

経理職に慣れるまでの期間は、一般的に3年程度と考えられています。

在職年数 仕事でできること
1年 日次、月次、年次など一通りの業務を経験し、全体像を掴む。
2年 日々の業務やイレギュラー対応に余裕が出てくる。
3年 自分で考えながら仕事を進められる。

1年目は基礎業務を一通り経験し、仕事の流れを理解することで精一杯です。2年目は業務の幅が広がり、実践をこなしていきながら応用力が身に付きます。

3年目以降、業務を繰り返す中で効率的なやり方を身に付け、ミスを防ぐ工夫もでき、自信を持って仕事に取り組めるようになるため、少しずつ慣れを感じ始めるでしょう。

経理が大変なのはいつ?

経理が大変な時期を、3月決算の場合を例にして表にまとめました。

大変な時期 仕事内容
3月〜5月 決算業務、株主総会準備など
9〜10月 中間決算など
12〜1月 年末調整、賞与処理、源泉徴収票発行など

上記の他にも、毎月の初めは月次決算で忙しくなります。また上場企業では年4回(6・9・12・3月)繁忙期が発生します。

忙しさは企業の決算月や業務の種類によって異なるため、あくまでも参考としてください。

転職エージェント・転職サイト選びに迷ったらどうすればいい?

転職するにあたって、転職エージェント・転職サイトの利用は必須です。そこで、「ウルキャリ転職」が総力を挙げて30社以上の転職エージェント、転職サイトを徹底比較し、おすすめを紹介しています。 あなたが選ぶべきなのはどの転職サービスなのかが分かりますので、迷った時の参考にしてみてください。

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