

激務やパワハラ、将来性がないって噂もあるし…。
「勝ち組」って噂もあって、どちらが本当かわからない!
ミネベアミツミは、精密部品で世界トップシェアを誇る優良企業ですが、ネット上では「やばい」というネガティブな評判も存在します。
「給料が安い」「社風が古い」などの噂がある一方で「高年収の勝ち組」という声もあり、転職希望者にとっては実態が掴みにくい状況です。
この記事では、ミネベアミツミが「やばい」と言われるネガティブな理由と、実は「勝ち組」であるポジティブな実態の両面から、噂の真相を徹底的に解説します。

- ミネベアミツミが「やばい」と言われる6つのネガティブな理由
- 「勝ち組」と言われる5つのポジティブな実態
- 30代・40代のリアルな年収やボーナス
- 激務やパワハラの噂と、離職率など働き方の実態
目次
ミネベアミツミはどんな会社?
ミネベアミツミの会社概要や事業内容、将来性などを解説します。
ひとつずつ見ていきましょう。
会社概要|精密部品で世界トップシェア
ミネベアミツミ株式会社は、長野県に本社を置く大手精密部品メーカーです。2017年にミネベア株式会社とミツミ電機株式会社が経営統合して誕生しました。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | ミネベアミツミ株式会社 |
| 設立 | 1951年7月16日 |
| 本社所在地 | 長野県北佐久郡御代田町大字御代田4106-73 |
| 資本金 | 68,258百万円(2025年3月末現在) |
| 代表者 | 代表取締役 会長 CEO 貝沼 由久(かいぬま よしひさ) |
| 上場証券取引所 | 東京 |
| 連結売上高 | ミネベアミツミグループ 1,522,703百万円(2024年4月1日~2025年3月31日) |
| 連結従業員数 | 83,256人(2025年3月末現在)※パート・派遣社員を除く |
ボールベアリング(超精密な軸受)や航空機向けベアリングでは世界トップシェアを誇ります。
その他にも多くの製品で高いシェアを持ち、世界中の産業を支える重要な企業です。

ミネベアミツミの主な事業内容
ミネベアミツミは、8つの主要事業を柱に、幅広い分野で事業を展開しています。
| 事業セグメント | 主な製品 |
|---|---|
| 機械加工品事業 | ボールベアリング、航空機向けベアリングなど |
| 電子デバイス事業 | モーター、センサー、半導体など |
| ミツミ事業 | コネクタ、スイッチ、半導体、カメラモジュールなど |
| ユーシン事業 | 自動車用キーセット、ドアハンドルなど |
| アクセスソリューションズ事業 | 鍵、錠前、セキュリティ機器など |
| パワープロダクツ事業 | スイッチング電源、電源ユニットなど |
| その他の事業 | 計測機器、医療用製品など |
| 機械加工品(EMS)事業 | (EMS:電子機器受託製造サービス) |
スマートフォンや自動車、家電製品から医療機器、航空宇宙に至るまで、あらゆる製品にミネベアミツミの技術が使われています。
ミネベアミツミの強みと将来性
ミネベアミツミの最大の強みは「超精密加工技術」です。ベアリング製造で培ったナノレベルの加工技術を、モーターやセンサーなど他の製品にも応用(垂直統合)し、高品質な製品を大量生産できる体制が強みです。
ミツミ電機やユーシンなどの積極的なM&A(企業の合併・買収)により、事業領域を拡大し続けています。
今後はEV(電気自動車)や5G、IoT、医療分野での部品需要がさらに高まるため、ミネベアミツミの技術が活躍する場面は多く、将来性は高いと評価されています。
ミネベアミツミの株価動向
ミネベアミツミは 「やばい」という噂とは裏腹に、株価は長期的に見て、上昇傾向にあります。
日経平均株価(日経225)の構成銘柄の一つにも選ばれており、日本を代表する優良企業として市場から高く評価されている証拠です。
もちろん、世界経済の動向や半導体市場の影響を受けて一時的に上下することはあります。
しかし、安定した業績と高い将来性を背景に、株価は企業の信頼性を示しています。
ミネベアミツミの歴代社長と現社長
ミネベアミツミの礎を築いたのは、創業者・高橋精一郎氏の息子である高橋高見氏です。
高橋高見氏は1966年に社長に就任し、積極的なM&Aによってベアリング事業を世界トップメーカーへと育て上げました。
現在の社長(代表取締役会長兼社長執行役員)は、貝沼由久(かいぬま よしひさ)氏です。
貝沼氏は高橋高見氏の娘婿にあたり、2009年に社長に就任しました。貝沼氏の強力なリーダーシップのもと、ミツミ電機やユーシンとの経営統合を成功させ、現在の巨大なミネベアミツミグループを築き上げています。
ミネベアミツミが「やばい」と言われるネガティブな理由
ミネベアミツミが「やばい」と言われるネガティブな理由を解説します。
順に見ていきましょう。
理由①給料が安い・年収が低いという噂があるから
ミネベアミツミが「やばい」と言われる理由の1つ目は、給料が安い・年収が低いという噂があるためです。
2024年3月期の有価証券報告書では平均年収は700万円を超えており、国税庁の調査による日本の平均年収(478万円)よりはるかに高い水準です。
しかし、競合のキーエンスなど超高年収企業と比較すると見劣りする場合があります。
基本給が低めに設定され、賞与(ボーナス)の割合が高い給与体系であることも、月々の手取りが少ないと感じる一因のようです。
「勝ち組」と言われる反面、期待値が高いために「思ったより安い」という声が出やすいと考えられます。


理由②激務・パワハラで働き方がきついと言われるから
ミネベアミツミが「やばい」と言われる理由として、激務・パワハラで働き方がきついという声も挙げられます。
精密部品メーカーであるため、工場の生産ラインや開発部門では、納期前に業務が集中し激務になることがあるようです。
口コミサイトでは、部署によって残業時間に大きな差があるとの指摘も見られます。トップダウンの社風とあわせて、上司からのプレッシャーが強く「パワハラに近い」と感じる人もいることが「きつい」という評判につながっています。
理由③トップダウン型の古い社風が合わないと感じるから
ミネベアミツミが「やばい」と感じる理由には、トップダウン型の古い社風が合わないという点もあります。
現社長の強力なリーダーシップのもと、M&Aを繰り返して成長してきた経緯があり、経営層の方針が絶対という風土が根強いようです。
ボトムアップで意見を吸い上げるよりも、上層部の決定に従って迅速に動くことが求められます。
そのため、若手から積極的に提案したい人や、風通しの良い環境を求める人にとっては「古い体質だ」と感じてしまう可能性があります。

理由④過去の不祥事でイメージが悪いから
ミネベアミツミが「やばい」と言われる理由の4つ目は、過去の不祥事によるイメージの悪さです。
特に経営統合前のミネベア時代には、他社との価格カルテル(2010年代)で摘発を受けた歴史があります。
現在はコンプライアンス体制が大幅に強化されています。しかし、こうした過去のネガティブなイメージが残り「やばい会社なのでは?」という不安を抱かせる一因です。
理由⑤将来性がない・経営が不安視されるから
ミネベアミツミが「やばい」と言われる理由には、将来性がないと思われ、経営が不安視されることもあります。
主に、スマートフォン市場など特定の分野への依存度を懸念する声から来ています。スマホ市場が成熟し、中国・韓国メーカーとの競争が激化する中で、今後の成長性に不安を感じる人がいるようです。
しかし、実際にはEV(電気自動車)や医療分野など、成長領域への多角化を積極的に進めています。
事実とは異なるネガティブな噂が先行していると言えるでしょう。
理由⑥退職理由や離職率が注目されるから
ネベアミツミが「やばい」と言われる背景には、その退職理由や離職率が注目される点も挙げられます。
転職口コミサイトなどでは「トップダウンの社風が合わない」「キャリアアップが見込めない」などの退職理由が見られます。
ただし、ミネベアミツミの実際の離職率は日本の製造業平均と比較しても低い水準です。
一部のネガティブな退職理由が目立つことで「何かやばい問題があるのでは?」と憶測を呼び、全体のイメージダウンにつながっているようです。
【実は勝ち組】ミネベアミツミがやばいと言われるポジティブな理由
ミネベアミツミが「やばい」と言われるポジティブな理由と、実は「勝ち組」である実態を解説します。
順に見ていきましょう。
メリット①年収水準が高く勝ち組と言われる
ミネベアミツミが「やばい」と言われるメリット1つ目は、年収水準の高さです。2024年3月期の有価証券報告書によると、平均年間給与は727万円です。
国税庁の調査による日本の平均年収(478万円)を大きく上回る水準であり、製造業の中でも高い給与体系です。
40代で1,000万円を超えるケースも珍しくありません。「給料が安い」という噂は、競合の超高年収企業と比較した場合の声であり、世間一般で見れば「勝ち組」と呼ばれるのに十分な高収入を得られる企業です。

メリット②安定した経営基盤と高い将来性
ミネベアミツミが「やばい」と言われる理由として、安定した経営基盤と高い将来性が挙げられます。
ボールベアリングなど多くの製品で世界トップシェアを誇り、特定の業界に依存しない多様な事業ポートフォリオを持っていることが強みです。
積極的なM&Aで事業を拡大し続けており、経営は安定しています。「将来性がない」という声は一部の市場だけを見た意見です。
実際にはEV(電気自動車)や医療分野での需要拡大も見込まれるため、将来性は高く評価されています。
メリット③離職率が低くホワイトな職場環境
ミネベアミツミがポジティブな意味で「やばい」と言われている理由には、離職率の低さも挙げられます。
ミネベアミツミ公式サイトによると、離職率は2.5%(2024年度)と低い水準です。厚生労働省の調査による、製造業の離職率5.3%(2024年度)と比較しても低い数値となっています。
ミネベアミツミの離職率のデータは、社員が定着しやすいホワイトな職場環境であることを示しており「やばい」という噂とは異なる実態があるようです。

メリット④就職難易度・転職難易度が高いエリート企業
ミネベアミツミが「やばい」と言われる理由4つ目は、その人気と入社難易度の高さです。
2025年最新版 企業の就職偏差値ランキングでは、難易度52.5とされており、メーカーを志望する学生から一定の人気を集めています。
ミネベアミツミ公式サイトのキャリア採用比率(2024年度)は、58.3%と高い水準です。
新卒採用以上に、高い専門性を持った中途人材(経験者)を活発に採用している証拠です。
新卒・中途問わず専門的な人材が集まるため、入社は容易ではない「エリート企業」と言えるでしょう。
メリット⑤充実した福利厚生
ミネベアミツミが「やばい」と言われるメリットの最後は、充実した福利厚生です。独身寮や社宅が完備されているため、家賃負担を大幅に抑えることができます。
財形貯蓄制度や従業持株会、退職金制度なども充実しています。年収の額面以上に、可処分所得(手元に残るお金)が多くなる手厚いサポート体制が整っているため生活の安定性が高い点も「勝ち組」と言われる理由です。
ミネベアミツミへ転職する前に知るべきデメリット・注意点
ミネベアミツミへ転職する前に知っておきたい、デメリットや注意点は以下のとおりです。
詳しく解説します。
デメリット①成果主義を好む人には合わない可能性
ミネベアミツミへ転職する前に知るべきデメリット1つ目は、成果主義を好む人には合わない可能性がある点です。
給与は安定して上昇しますが、年功序列の側面が強く、若手が大きな成果を上げてもすぐに給与や役職に反映されるとは限りません。
評価制度はあるものの、同期間での差はつきにくい傾向にあります。「自分の実力や成果に見合った評価をすぐに得たい」「インセンティブで稼ぎたい」と考える人には、物足りなさを感じる場面があるかもしれません。
デメリット②成長の機会を求める人には物足りない可能性
ミネベアミツミへ転職する際の注意点として、成長の機会を求める人には物足りない可能性も挙げられます。
ミネベアミツミは大企業であるため、業務が細分化・専門化されています。配属された部署で特定のスキルを深く追求することはできますが、ジョブローテーションは活発ではなく、若いうちから幅広い業務を経験するのは難しい環境です。
スピード感をもって成長したい、多様なスキルを身につけたいと考える人には、物足りない可能性があります。
未経験からの転職の場合、キャリアパスが固定化しやすい点にも注意が必要です。
デメリット③社内環境の変化への対応が求められる
ミネベアミツミへ転職するデメリットには、社内環境の変化への対応が求められる点もあります。
ミネベアミツミは、ミツミ電機やユーシンなど、積極的なM&Aによって急成長してきた企業です。
これは経営基盤の強みである一方、社内には旧ミネベア、旧ミツミなど、異なるバックグラウンドを持つ社員が混在しています。
企業文化の統合は進んでいますが、部署によっては旧来のやり方が残っている場合もあり、社内の雰囲気やルールが統一されていないと感じることもあります。
こうした変化や多様な文化への適応が求められる点は、人によってはストレスに感じるでしょう。
デメリット④希望しない勤務地や海外赴任の可能性
ミネベアミツミへ転職するデメリット4つ目は、希望しない勤務地や海外赴任の可能性がある点です。
ミネベアミツミはグローバル企業であり、国内外に多数の生産・開発拠点を持っています。
国内の主要拠点は長野県(御代田、軽井沢)や静岡県(浜松)など、必ずしも都市部だけではありません。
タイやカンボジア、中国など海外工場も主力であり、特に技術職や総合職は海外赴任や長期出張の可能性が常に伴います。
キャリアアップの過程で海外経験が求められることも多く、僻地勤務や、希望しない土地での勤務を命じられるリスクは考慮しておく必要があります。


ミネベアミツミのリアルな評判・口コミ
ミネベアミツミのリアルな評判を良い口コミと悪い口コミにわけて紹介します。
ひとつずつ見ていきましょう。
良い評判・口コミ①年収・給与・ボーナスについて
ミネベアミツミの年収・給与・ボーナスについての良い評判には、以下の口コミがあります。
近年は若手社員への給与アップを行なっている。ひと昔ほど高くはないが、ボーナスは3ヶ月ほどと悪くない。
メーカーとしては可もなく不可もなく。地域手当はあるが、微々たるもので、都会生活は厳しい人が多い。
地方なら並の生活ができるという水準。東京で強いプレッシャーを受けるより、地方でのんびりやるのが得である。
ミネベアミツミの年収・給与・ボーナスについての口コミでは、若手への給与アップの動きや、年6ヶ月分程度と見られるボーナスは評価されています。
しかし、給与水準そのものはメーカーとして「標準的」であり、都市部では物足りないと感じる人もいるようです。
地方勤務であれば、比較的余裕のある生活ができる水準との声もあり、勤務地によって年収に対する生活実感に差が出ることがうかがえます。
良い評判・口コミ②働きやすさ・福利厚生について
ミネベアミツミの働きやすさ・福利厚生についての良い評判には、次の口コミが見つかりました。
フル出社、早朝シフトなどあるが、残業もあまりないので上手く活用すればワークライフバランスは取れると思う。
女性の割合は、同業他社に比べて比較的多いと思います。産休や育休制度や、時短勤務制度が充実しており、それらを使用している方は多い。
また、女性で活躍されている方も多いです。
ミネベアミツミの働きやすさ、ワークライフバランスと女性の活躍支援に関するポジティブな実態がうかがえます。
残業が少ないため、フル出社やシフト勤務があってもプライベートの時間を確保しやすいようです。
産休・育休・時短勤務などの制度が充実しているだけではなく、実際に多くの女性社員が活用し、活躍している実績がある点も高く評価されています。
産休・育休などの福利厚生が充実しているため、特に子育て中の人とっては働きやすい環境が整っている企業と言えるでしょう。
良い評判・口コミ③仕事のやりがい・安定性について
ミネベアミツミの仕事のやりがい・安定性についての良い評判には、以下の口コミが挙げられます。
普段の業務内容は、社内SEということもあり、お助けマン的な感じです。要件定義、ヒヤリングの上流工程から開発保守、導入、運用の下流工程まで一貫して対応する事が多いです。
やりがいを感じる点として、職場で使われていないもので、自分のしたいことまたは興味があってチャレンジしたいことをきちんと伝えてれば、聞いてくれる環境にはなっているかと思います。
当然企業ですので、チャレンジすることでのメリット、デメリットを明確に伝える必要はあります。
ミネベアミツミの仕事のやりがい・安定性についての口コミでは、社内SEが要件定義から運用まで広く関われる点に言及しています。
自ら提案して新しいことに挑戦できる環境にも、やりがいを感じている様子がうかがえます。
会社としてメリット・デメリットを明確に伝えれば、個人の興味に基づいたチャレンジも受け入れられる社風のようです。
主体的に動けて、安定した環境で自己実現を目指したい人にとって、魅力的な職場と言えるでしょう。
悪い評判・口コミ①社風・人間関係について
ミネベアミツミの社風・人間関係についての悪い評判は、以下の口コミがあります。
中途採用が非常に多く、中途の人にとっては比較的やりやすい環境ではある。しかし、自己主張が強くないと、かなりやり辛いし、色々なことを押し付けられる。
人にはお勧めしない。
役職の上下関係がはっきりとしており、上司の指示が絶対的なものとなっていることが多い。
部下の意見が通ることが少なく、良い意見が埋もれてしまっていることが見受けられる。
ミネベアミツミの社風・人間関係についての口コミからは、トップダウン型の社風がうかがえます。
上司の指示が絶対的で、部下の意見はとおりにくい傾向があるようです。一方で、中途採用者が多いため多様な人材には馴染みやすい面もあります。
しかし、その環境で埋もれずに働くには自己主張の強さが不可欠で、受け身では仕事が押し付けられたり意見が反映されなかったりする可能性が指摘されています。
悪い評判・口コミ②評価制度・年功序列について
ミネベアミツミの評価制度・年功序列についての悪い評判には、次の口コミが見つかりました。
仕事内容に合った給与体系になっていなくて、役職での給与体系になっている。また、役員になると極端に待遇が良くなり、役員居合外の待遇と極端な待遇差が出てくるため、改善が必要と思う。
評価は自分で目標を立てる方式で、出来そうな目標を立てると受けつけてもらえない。難しい目標を受け付けて評価を落とす方式。
目標を自分自身で立て、自分自身でも目標が達成できなかったと言わせる方式。嫌な会社である。
ミネベアミツミの評価制度・年功序列についての口コミからは、評価制度や年功序列に対する不満がうかがえます。
給与が仕事内容ではなく役職で決まる傾向が強く、年功序列の色合いが濃いと感じられているようです。
役員とそれ以外の社員との待遇格差が大きい点も指摘されています。目標設定による評価制度はあるものの、達成困難な目標を設定させられ、結果的に評価が下がるような運用になっているとの声もあります。
自分で目標未達を認めさせる仕組みに、不公平感や不満を抱いている社員がいることが推測されます。
悪い評判・口コミ③激務・残業の実態について
ミネベアミツミの激務・残業の実態についての悪い評判には、次の口コミが挙げられます。
残業が多すぎて帰宅途中に赤信号に突っ込んで人身事故を起こした技術開発社員がいた。
私の同僚で300時間超えを知っているし、タイ工場のクリームルームで彼は倒れた。リフレッシュ休暇制度なんてまるで機能していない。
これを取得すると人事評価を下げられるし、そもそも誰も怖くて取得できない。形骸化してるならいっそ無くしてしまえと思う
部署によってことなりますが、定時で上がれる日はほどんどなく、休みも休出することが多いです。
しかも、時間外労働費は出ません。申請すれば出ますが、申請が通らないです。
ミネベアミツミの激務・残業の実態についての口コミからは、部署によっては極端な長時間労働が常態化している可能性がうかがえます。
「月300時間超え」で倒れた同僚の話や「休日出勤が多い」上にサービス残業が横行している(申請が通らない)という声は「激務でやばい」という評判を裏付ける深刻な内容です。
リフレッシュ休暇制度が実際には機能していないとの指摘もあり、休暇が取りにくい文化の可能性が示唆されます。
公式データとは大きな乖離があり、一部では過酷な労働環境が存在するようです。

ミネベアミツミの年収・給与・福利厚生
ミネベアミツミの年収・給与・福利厚生について、詳細を解説します。
順に見ていきましょう。
ミネベアミツミの平均年収
ミネベアミツミの平均年収は、2024年3月期の有価証券報告書によると727万円です。国税庁の調査による日本の平均年収(478万円)を大きく上回る高い水準です。
「やばい」という噂には「給料が安い」というものもありますが、これは一部の超高年収企業と比較した場合の意見でしょう。
一般的には十分「勝ち組」と言える年収レベルです。
年齢別の年収モデル|35歳の年収は?
ミネベアミツミの年齢別年収モデルは、各種口コミサイトの情報を基に推定すると35歳の年収は650万円〜800万円程度が目安です。
| 年齢 | 年収モデル(推定) |
|---|---|
| 25歳 | 450万円~550万円 |
| 30歳 | 550万円~700万円 |
| 35歳 | 650万円~800万円 |
| 40歳 | 750万円~900万円 |
年収は役職によって大きく変動します。30代半ばまでに昇格する「主事(係長クラス)」になると、年収は750万円を超えてくるようです。
一方、昇格がない場合は600万円台にとどまることもあります。
職種・学歴別の年収|総合職や院卒の年収
ミネベアミツミの年収は、職種や学歴によっても異なります。総合職(基幹職)は、一般職と比較して高い給与水準が設定されているのが特徴です。
新卒の初任給(2025年度予定)は、院卒(修士)が月給29万1,000円、学部卒が月給27万円と差があります。
学歴による差は昇給や昇格にも影響し、キャリア全体で院卒の方が高い年収傾向にあるでしょう。
ミネベアミツミの海外赴任時の年収・海外手当
ミネベアミツミの海外赴任時の年収は、国内勤務時よりも大幅に高くなるのが一般的です。
タイやカンボジアなど海外拠点が主力のため、海外赴任の機会は多いです。赴任者には、基本給に加えて「海外赴任手当」や「ハードシップ手当(地域による)」「住宅手当(または住居の現物支給)」が支給されます。
海外赴任者への手当が厚いため、国や役職によっては年収が国内の1.5倍から2倍近くになることもあり、大きなメリットとされています。


ボーナス・昇給の仕組み
ミネベアミツミのボーナス(賞与)は、業績連動型で年2回(6月・12月)支給されます。
ボーナスが年収に占める割合が高いのが特徴で、業績が良い年は6カ月分を超えることもあり、これが「勝ち組」と言われる理由の一つです。
昇給は年1回(4月)で、個人の評価に基づいて決定されます。ただし、若いうちは年功序列の傾向が強く、評価による差はつきにくいようです。
ミネベアミツミの退職金制度
ミネベアミツミの退職金制度は、主に「確定給付企業年金(DB)」と「確定拠出年金(DC)」で構成されています。
勤続年数や退職時の役職・等級に応じて支給額は変動します。日本の大手メーカーとして標準的な制度が整っており、老後の生活を支える基盤となるでしょう。
自己都合での退職の場合は、支給額が減額されるのが一般的です。
住宅手当など福利厚生の詳細
ミネベアミツミの福利厚生は、住居関連が充実しています。年収の額面以上に、手元に残るお金が多くなる手厚いサポート体制が魅力です。
| 福利厚生の分類 | 主な内容 |
|---|---|
| 住居関連 | 独身寮・社宅完備(格安で入居可能)、住宅手当 |
| 資産形成 | 財形貯蓄、従業員持株会、確定給付・拠出年金 |
| 健康・医療 | 定期健康診断、人間ドック補助、保養所 |
| その他 | 食堂、共済会、各種クラブ活動補助 |
独身寮や社宅は格安で入居できるため、可処分所得(手取り)は額面以上になると好評です。
ただし、寮や社宅を利用しない場合の住宅手当は手厚くないという声もあります。
ミネベアミツミは激務?働き方の実態
ミネベアミツミは「激務でやばい」のか、働き方の実態をデータで解説します。
ひとつずつ見ていきましょう。
平均残業時間
ミネベアミツミの平均残業時間は、公式サイトによると月5.28時間(2024年度)です。
厚生労働省の調査における製造業の平均月14.9時間(2024年度)と比較しても、短い水準です。
公式データからは「激務でやばい」という噂とは全く異なる、ホワイトな労働環境であることがわかります。
ただし、これは全社平均の数値です。口コミサイトなどでは「部署によっては残業が多い」という声も見られるため、工場の生産ラインや開発部門など、繁忙期には一時的に残業が増える可能性はあります。
有給休暇の取得率
ミネベアミツミの有給休暇の取得率は、公式サイトによると81.6%(2024年度)です。
厚生労働省の調査による国内平均の70.4%(2024年度)を上回っており、高い取得率です。
有給休暇の取得が奨励されており、休みは取りやすい環境が整っています。データからは「激務で休めない」というより、むしろワークライフバランスを重視するホワイトな側面がうかがえます。
離職率と平均勤続年数
ミネベアミツミの2024年度の離職率は2.5%、平均勤続年数は18. 4年です。製造業の離職率5.3%(2024年度)と比較しても、2.5%という数値は驚異的な低さです。
平均勤続年数が18年を超えていることからも、社員が長期的に定着している企業であることがわかります。
「激務」という声とは裏腹に、データ上は安定したホワイトな労働環境であると言えるでしょう。

ミネベアミツミの主な勤務地
ミネベアミツミの主な勤務地は、国内では長野県や静岡県、海外ではアジアが中心です。
国内の主要な開発・生産拠点は、本社のある長野県(御代田、軽井沢)や静岡県(浜松、袋井)などであり、東京本社は管理部門や営業部門が中心となります。
海外売上比率が高いグローバル企業であるミネベアミツミは、タイ、カンボジア、中国、フィリピンなど、アジアを中心とした海外工場を主力としています。
技術職や総合職は海外赴任・長期出張の可能性が常につきまとうでしょう。グローバルな勤務形態が「やばい」と感じる人もいるかもしれません。
ミネベアミツミの中途採用・転職難易度
ミネベアミツミの中途採用・転職難易度や、求められる人材を解説します。
順に見ていきましょう。
ミネベアミツミの中途採用の転職難易度
ミネベアミツミの中途採用の転職難易度は高いです。精密部品メーカーとして世界トップシェアを誇る安定性や年収水準から、優秀な転職希望者が集まります。
特に技術系職種は、募集分野と合致する高い専門スキルや実務経験が必須です。公式サイトによると「キャリア採用比率」は58.3%(2024年度)です。
新卒採用とほぼ同等か、それ以上に即戦力となる中途採用を活発に行っている証拠であり、未経験者にとっては狭き門と言えます。
ミネベアミツミの採用大学ランキング|学歴フィルターは?
ミネベアミツミの新卒採用大学ランキング(2024年度)は、以下のとおりです。(出典元:大学通信)
| 順位 | 大学名 | 人数 |
|---|---|---|
| 1位 | 近畿大学 | 12名 |
| 2位 | 日本大学 | 8名 |
| 3位 | ・芝浦工業大学 ・金沢工業大学 |
7名 |
| 5位 | ・秋田大学 ・信州大学 ・同志社大学 ・立命館大学 |
6名 |
旧帝大から中堅私立大学まで幅広く採用しており、明確な学歴フィルターは存在しないようです。
中途採用においては、学歴よりも募集職種に合致した実務経験や専門スキルが最重要視されます。
ミネベアミツミの中途採用で求められるスキルや経験
ミネベアミツミの中途採用では、即戦力となる高度な専門スキルが求められます。「未経験から」の転職は極めて難しいのが実情です。
技術職であれば「モーターの設計経験」「設備設計や仕様書作成の経験」管理部門であれば「製造業での経理経験」など、具体的な実務経験が必須条件とされる求人がほとんどです。
グローバル企業であるため、多くの職種でビジネスレベルの英語力(TOEIC 700点以上目安)や中国語のスキルが求められます。
ミネベアミツミの選考で落ちた人の特徴
ミネベアミツミの選考で落ちた人の特徴として、企業研究の不足が挙げられます。「なぜ競合他社ではなくミネベアミツミなのか」を明確に説明できないと、志望度が低いと判断されます。
M&Aを繰り返して成長してきた経営戦略や「相合(あいあわせ)」という独自の経営理念への理解が浅いと、面接で評価されにくいです。
自身の専門スキルが、入社後にどう貢献できるかを具体的にアピールできない人も選考通過は難しいでしょう。

ミネベアミツミに転職しやすい人の特徴
ミネベアミツミに転職しやすい人は、以下の特徴に当てはまる人です。
- 募集職種に合致する高い専門スキルを持つ人
- 海外勤務(出張・赴任)に抵抗がない人
- 安定志向で協調性がある人
中途採用は即戦力が前提のため、技術、経理、人事など、分野を問わず実務経験が豊富な人材は高く評価されます。
タイやカンボジアなど海外拠点が主力のため、英語や中国語などの語学力があり、グローバルに活躍できる人材は常に求められています。
離職率が低くチームワークを重視する社風のため、環境変化を好む人より、腰を据えて長く働きたい人が向いていると言えるでしょう。
ミネベアミツミへの転職が向いている人・向いていない人
ミネベアミツミへの転職が向いている人、向いていない人の特徴をそれぞれ解説します。
順に見ていきましょう。
ミネベアミツミへの転職が向いている人の特徴
ミネベアミツミへの転職が向いている人の特徴は次が挙げられます。
- 安定した大手企業で長く働きたい人
- 一つの分野で専門性を深く追求したい人
- 海外勤務(赴任・出張)に抵抗がない人
ミネベアミツミは、2024年度の平均勤続年数が18.4年、離職率が2.5%と、社員の定着率が高い企業です。
安定した経営基盤の会社で、腰を据えて長く働きたい人には最適な環境です。業務が細分化・専門化されているため、ジョブローテーションで幅広く学ぶより、一つの分野をとことん追求したいスペシャリスト志向の人に向いています。
海外拠点が主力であるため、語学力を活かしたい人や、グローバルな環境で働くことに魅力を感じる人にも適しています。
ミネベアミツミへの転職が向いていない人の特徴
ミネベアミツミへの転職が向いていない人は、次の特徴に当てはまる人です。
- 成果主義の環境で早く評価されたい人
- 若いうちから裁量権を持って働きたい人
- 幅広い業務を経験してキャリアアップしたい人
ミネベアミツミは年功序列の側面が残るため、成果がすぐに給与や昇進に反映される環境を求める人には向いていません。
トップダウンの社風が強いため、若いうちから裁量権を持ってスピード感のある仕事がしたい人には、物足りなさや「やばい」と感じる場面があるかもしれません。
ジョブローテーションも活発ではないため、ゼネラリストとして多様なスキルを身につけたい人よりも、専門家を目指す人向けの環境です。

ミネベアミツミへの転職を成功させるためのおすすめ転職エージェント
ミネベアミツミへの転職を成功させるためのおすすめ転職エージェントを3社紹介します。
詳しく解説します。
おすすめの転職エージェント①マイナビエージェント

| 運営会社 | 株式会社マイナビ |
|---|---|
| 公開求人数 | 非公開 |
| 非公開求人数 | 非公開 |
| 対応地域 | 全国 |
| 所在地 | 本社:東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号 |
| 料金 | 無料 |
20代・30代の転職サポートに強みを持ち、キャリアアドバイザーによるていねいなヒアリングとサポート体制に定評があります。
各業界の専任アドバイザーが在籍しており、メーカーの内部事情にも詳しいため、応募書類の添削や面接対策も万全です。
独占求人(非公開求人)も多く保有しています。初めての転職で不安がある人や、手厚いサポートを受けながら転職活動を進めたい人におすすめの転職エージェントです。
おすすめの転職エージェント②リクルートエージェント
出典:r-agent.com
| 運営会社 | 株式会社インディードリクルートパートナーズ |
|---|---|
| 公開求人数 | 約571,000件 |
| 非公開求人数 | 約414,000件 |
| 対応地域 | 全国+海外 |
| 所在地 | 〒100-6640 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー |
| 料金 | 無料 |
業界No.1の求人数を誇り、特にメーカーや技術職の非公開求人を豊富に保有しています。
経験豊富なキャリアアドバイザーが、あなたのスキルや経験を客観的に分析し、最適なキャリアプランを提案してくれます。
企業への交渉力も高いため、年収や待遇面の交渉を任せたい人におすすめです。
おすすめの転職エージェント③doda

出典:doda.jp
| 運営会社 | 株式会社パーソルキャリア |
|---|---|
| 公開求人数 | 約245,000件 |
| 非公開求人数 | 約30,000件 |
| 対応地域 | 全国 |
| 拠点 | 東京本社(丸の内オフィス) 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング27F (全国に24拠点) |
| 料金 | 無料 |
「エージェントサービス」と「転職サイト」の両方の機能を備えており、自分で求人を探しながら、プロのサポートも受けられます。
メーカー・技術系の求人に強く、専門性を活かしたキャリアチェンジの相談にも乗ってくれます。
企業から直接オファーが届くスカウトサービスも充実しており、効率的に転職活動を進めたい人に最適です。
「doda(デューダ)の評判・口コミを徹底調査【活用するコツや注意点を解説】」
「dodaエージェントはひどい?悪い評判・口コミの真相を解説」
ミネベアミツミに関するよくある質問(FAQ)
ミネベアミツミに関するよくある質問を紹介します。
ミネベアミツミは優良企業?
ミネベアミツミは、一般的に優良企業と言えます。平均年収は700万円を超え、離職率も2.5%と低いです。
福利厚生も充実しており、ホワイトな労働環境であると言えるでしょう。ただし、トップダウンの社風や年功序列の側面もあるため、個人の価値観によっては合わない可能性もあります。
ミネベアミツミの就職難易度や選考難易度はどれくらい?
ミネベアミツミの就職難易度は高いです。理系学生からの人気が高く、就職偏差値も中堅上位レベルとされています。
新卒採用では、難関大学出身者が多い傾向にあります。中途採用においても、即戦力となる高い専門スキルが求められるため、選考難易度は高いです。
「やばい」という噂に関わらず、簡単に入れる会社ではありません。
ミネベアミツミの35歳の年収はいくらくらい?
ミネベアミツミの35歳時点での年収は、650万円〜800万円程度が目安です。ただし、年収は役職や評価によって大きく変動します。
順調に昇格して「主事(係長クラス)」になっていれば、750万円を超えることもあります。
一方、昇格がない場合は600万円台にとどまる可能性もありますが、国税庁の調査による日本の平均年収(478万円)と比較すれば、十分に高い水準です。
ミネベアの退職理由で多いのは何?
ミネベアミツミの退職理由として、口コミサイトなどで多く見られるのは以下の理由です。
- トップダウンの社風への不満
- 年功序列的な評価制度
- キャリアパスの限定性
経営層の方針が強く、反映される社風が合わないと感じる人がいるようです。ジョブローテーションが少なく、専門分野が固定されがちなため、幅広い経験を積みたい人にとってはキャリアの展望が見えにくいという声もあります。
まとめ
ミネベアミツミが「やばい」と言われる理由と、実は「勝ち組」である実態について解説しました。
評判の両側面をまとめると以下のとおりです。
| 評判 | 主な理由 |
|---|---|
| ネガティブな側面 (やばいと言われる点) |
・給料が安い、年収が低いという噂 ・激務・パワハラで働き方がきついという声 ・トップダウン型の古い社風 ・過去の不祥事によるイメージ ・将来性や経営への不安視 ・一部のネガティブな退職理由 |
| ポジティブな側面 (勝ち組の実態) |
・平均年収700万円超の高い年収水準 ・世界トップシェアを誇る安定経営と高い将来性 ・離職率2.5%というホワイトな職場環境 ・入社難易度が高く優秀な人材が集まる ・独身寮や社宅など充実した福利厚生 |
ミネベアミツミは、トップダウンの社風や年功序列の側面が合う・合わないはありますが、データ上は「高年収で安定したホワイト企業」であり「勝ち組」と言える要素が多い優良企業です。
「激務でやばい」という口コミは一部の部署や時期に限られる可能性が高いため噂だけで判断するのではなく、事実を確認することが大切です。
ミネベアミツミへの転職を成功させるために転職エージェントを活用し、リアルな労働環境や社風を確かめましょう。