リクルートエージェントはブラックばかりって本当？ブラック求人の見極め方

リクルートエージェントは転職支援実績No.1の大手転職エージェントとして有名です。しかし中にはブラックな求人ばかり紹介されると悪評で、心配な方も多いのではないでしょうか。

この記事では、リクルートエージェントの求人がブラックばかりと言われる理由や、ブラック求人の見極め方を紹介していきます。

リクルートエージェントを利用して転職活動を進めたい人は、ぜひ参考にしてみましょう。

 

 

【結論】リクルートエージェントの求人はブラックばかりではない

リクルートエージェントの求人がブラックばかりと噂されますが、ブラックな求人ばかりとは限りません。

リクルートエージェントには、非公開求人も含めると30万件以上の求人を保有しています。そのため自分の希望条件と合わない企業はブラックであるという悪評が目立ってしまっていることが考えられます。

人によってはブラック企業と感じる会社でも、希望に合っていればホワイトと感じる場合もあります。

また、大手の転職エージェントは求職者が短期間で退職すると企業側に報酬を返金しなければならないケースがあります。

ブラックな求人を紹介すれば悪評が広がってしまい、ユーザーが減少してしまうので、リクルートエージェントの求人がブラックばかりということは決してありません。

 

リクルートエージェントの求人がブラックばかりと言われる理由

リクルートエージェントの求人がブラックばかりと言われる理由を3つ紹介します。

詳しく解説します。

ブラックばかりと言われる理由①求人数が多くブラックと感じる基準は人それぞれだから

リクルートエージェントの求人がブラックばかりと言われる理由の1つ目は、求人数が多くブラックと感じる基準が人それぞれだからです。

人によってはホワイトと感じる企業であっても、条件がマッチしなければブラックと感じてしまう場合があります。

求職者によって、希望の職種・勤務形態・福利厚生が異なり、一般的な求人に対して条件にマッチしない人が「ブラックばかり」という悪評をしたものが目についてしまいます。

リクルートエージェントで紹介される求人の大半は法律を遵守しているので、一概にブラックであるとは言えません。

ブラックばかりと言われる理由②成功報酬型のビジネスモデルだから

リクルートエージェントの求人がブラックばかりと言われる理由として、成功報酬型のビジネスモデルであることが挙げられます。

リクルートエージェントを含めた転職エージェントは、人材を企業に紹介すると報酬を受け取れる成功報酬型のビジネスモデルです。

求職者を企業とマッチさせればノルマを達成できるので、急いで成約まで進めようとする担当者もいます。

そのような担当者に当たれば、自分の条件に合う求人ではなく、内定が出やすい求人を紹介されて、結果としてブラック企業だったというケースもあります。

ただし、リクルートエージェントは短期間で退職すると企業側に返金しなければならないので、悪質な求人を紹介される可能性は低いです。

ブラックばかりと言われる理由③利用者が多く一定割合の悪評はつくから

リクルートエージェントの求人がブラックばかりと言われる理由の3つ目は、利用者が多いため、一定割合で悪評がつくからです。

リクルートエージェントは国内最大の転職エージェントであるため利用者も多いです。利用者が多いとマイナスな評価をする人も一定数いるため「ブラックばかり」という悪評が目についてしまいます。

リクルートエージェントの口コミを見てみると、悪い評価だけでなく、良い評価も多く挙げられているので、多くの意見を参考にしてみると良いでしょう。

 

リクルートエージェントのブラック求人を見極めるために確認すること

リクルートエージェントの求人がブラックかどうか見極めるために、以下の7つを確認しましょう。

ひとつずつ見ていきましょう。

給与水準や内訳・残業代の扱い

リクルートエージェントでブラック求人を見極めるために、給与水準や内訳・残業代の扱いを確認しましょう。

ブラック企業は給与面で問題があることが多いので、応募する前に必ずチェックしてください。

特に手当ての種類が多くても、基本給が少ない場合は注意が必要です。各種手当が給与の大部分を占めている場合は、求人票の給与を実現するために残業など、複数の手当てを得る必要があります。

賞与は基本給の金額が反映される場合が多いので、結果として年収が下がってしまう可能性もある点にも注意しましょう。

常に求人募集を出している企業ではないか

リクルートエージェントでブラック求人を見極めるために確認することは、常に求人募集を出しているかどうかです。

ブラック企業では退職が相次ぐことにより、慢性的な人手不足に陥りがちです。そのため人手不足が常態化していることから、常に求人募集している企業はブラックの可能性が高いです。

人が辞めていく職場の特徴として以下が挙げられます。

また、常に求人募集されている場合は、求人の条件が悪すぎて誰も応募しない可能性もあるので注意が必要です。

年間休日や有休日数が適正か

リクルートエージェントでブラック求人を見極めるために確認することとして、年間休日や有給日数が適性かが挙げられます。

休日を十分に確保したい人は、募集要項に記載されている年間休日数に注目しましょう。

目安としては年間休日数が115日以上あると、毎週2日の休日と、大型連休を確保している会社が多いです。

特に「週休二日制」の書き方には注意が必要です。

休日区分	意味
週休二日制	月に1度、いずれかの週に2日の休日がある。
完全週休二日制	毎週2日の休日がある。

ブラック企業は「週休二日制」と記載して、年間休日数が少ない傾向があるので注意しましょう。

福利厚生が充実しているか

リクルートエージェントでブラック求人を見極めるために、福利厚生が充実しているかを確認しましょう。

有給休暇の日数や企業年金、各種手当などの福利厚生もブラック企業を見極める重要なポイントです。

確認すべき福利厚生の種類として以下があります。

ホワイト企業は福利厚生が充実している傾向があるので、働きやすさにも注目しましょう。

企業の知名度やネームバリューがあるか

リクルートエージェントでブラック求人を見極めるために確認することの5つ目は、企業の知名度やネームバリューがあるかです。

知名度が無い会社の場合は、職場の雰囲気が悪かったり、社員の離職率が高かったりしても報道などで実態がわからない可能性があります。

一方で知名度がある会社だと、不祥事があるとSNSやニュースを通じて社会的な問題になりやすいため、自然とホワイト企業になる可能性が高いです。

求められるスキル・経歴に対する年収

リクルートエージェントでブラック求人を見極めるために確認することとして、求められるスキルや経歴に見合った年収であるかどうかです。

ブラック企業は慢性的な人手不足になりやすいため、求人募集の際に応募のハードルが下がる内容になっているケースが多くあります。

例えば「未経験歓迎」と書かれているにもかかわらず「年収500万円以上」と記載されている場合です。

求められるスキルや経歴が低いのに対して、年収が高すぎるのは要注意です。このような場合は入社してから条件を変更されたり、休日出勤や長時間労働を強要されたりする可能性が高いでしょう。

業務内容をイメージできるか

リクルートエージェントでブラック求人を見極めるために確認することの最後は、業務内容をイメージできるかです。

求人情報の業務内容が曖昧に書かれていると、入社後の業務指示も不明瞭になる可能性が高いです。

また、具体的な業務内容を記載しないことで、幅広い仕事を任せられるケースもあります。

このような企業に入社すると、希望していない業務をやらされるだけでなく、仕事量が多くなり長時間労働を強要される可能性も高いです。

 

リクルートエージェントでブラック企業ばかり紹介される人の特徴

リクルートエージェントでブラックな求人を紹介される人の特徴は、以下の4つにあてはまる場合です。

詳しく解説します。

新卒3年目以内で実力や実績がない人

リクルートエージェントでブラック企業ばかり紹介される人の特徴1つ目は、新卒3年目以内で実力や実績がない人です。

リクルートエージェントは最初にキャリアアドバイザーと面談をして、求職者のスキルや実績を把握したうえで求人紹介が行われます。

つまり実力や実績が十分ある人ほど良い求人と出会いやすいです。しかし、新卒3年目以内で実績が乏しく、転職できる実力も低いと判断された場合は、必然的に紹介される求人の幅も狭まります。

結果として、伝えた希望条件とはマッチしない求人を紹介される可能性が高まります。

現職の給料が低い人

リクルートエージェントでブラック企業ばかり紹介される人の特徴として、現職の給料が低い人が挙げられます。

現職の給料が低いほど転職で給料アップさせることが容易であるため、質の低い求人を紹介される可能性が高いです。

また、現職での給料は自分自身の評価を表しています。給料が低いことはスキルや実力が乏しいというシグナルになってしまうので、結果的に不人気な求人を紹介されるケースが多くなるでしょう。

1つの分野でしか仕事をしていない人

リクルートエージェントでブラック企業ばかり紹介される人の特徴3つ目は、1つの分野でしか仕事をしていない人です。

職歴が十分にある人でも、一つの仕事しかしておらず汎用性がない場合は、転職における市場価値は低くなってしまいます。

例えば、機械設計職しか経験していない人は、同業界の設計職には優位ですが、他の業界への転職は不利になります。

別の業界や分野への転職を考えている場合は、未経験扱いになることから、紹介される求人の質も低下しやすいです。

他業界を希望する場合は、リクルートエージェントと合わせて、その業界に特化した転職エージェントも利用してみましょう。

転職を急いでいる人

リクルートエージェントでブラック企業ばかり紹介される人の特徴、最後は転職を急いでいる人です。

例えば、会社をすでに退職して転職活動をしており、貯金が尽きそうな中で転職を急がざるを得ない状況などです。

このようなケースは会社をじっくり選んでいる時間はなく、条件が悪くても内定が出やすい企業を紹介されやすくなります。

好条件の企業をじっくり吟味するために、時間に余裕を持って転職活動をすることが重要です。

 

リクルートエージェントでブラック企業を紹介された時の対処法

リクルートエージェントでブラック企業を紹介されたときの対処法を解説していきます。

ひとつずつ見ていきましょう。

対処法①希望条件を細かく伝える

リクルートエージェントでブラック企業を紹介された時は、希望条件を細かく伝えましょう。

希望条件を細かく伝えるために、転職の目的を明確にして希望に優先順位をつけることがポイントです。

希望条件を具体的に整理して、譲れない条件から順に並べてみましょう。

上記のように希望条件を書き出し、その中で特に満たしてほしい項目を強調することで、求人の質が良くなる可能性があります。

特にブラック企業を紹介される場合は、改めてワークライフバランスに関する項目を重視すると良いでしょう。

対処法②担当者を変更してもらう

リクルートエージェントでブラック企業を紹介された時の対処法として、担当者を変更してもらうのも有効です。

どうしても担当者との相性が合わないと感じるときは、変更できる場合があります。相性が合うアドバイザーに出会うことで、あなたの強みや適性を把握したうえで最適な求人を紹介してもらいやすくなります。

変更を申し出るときは「相性が合わないから」とストレートに伝えるのではなく、「他のアドバイザーの意見も聞いてみたい」など前向きな理由を述べましょう。

対処法③他の転職エージェントを利用する

リクルートエージェントでブラック企業を紹介された時の対処法の最後は、他の転職エージェントを利用しましょう。

希望条件を細かく伝えたり、担当者を変更したりしても求人の質が変わらない場合は、他の転職エージェントの併用がおすすめです。

複数の転職エージェントを活用することで、求人の幅が広がり自分の希望に合った求人に出会える可能性が広がります。

複数の転職エージェントを活用するメリットは以下のようなことがあります。

登録は基本的に無料でいつでも退会できるので、リクルートエージェントにこだわらず他の転職エージェントも活用してみましょう。

リクルートエージェント以外のおすすめの転職エージェントは「リクルートエージェント以外でブラックばかりの心配がない転職エージェント」で紹介しています。

 

リクルートエージェント以外でブラックの心配がない転職エージェントの特徴

リクルートエージェント以外でブラックの心配がない転職エージェントの特徴は、以下の4つが挙げられます。

詳しく解説します。

大手・有名で安心感がある

リクルートエージェント以外でブラックの心配がない転職エージェントの特徴1つ目は、大手・有名で安心感があることです。

転職エージェントは企業との繋がりで成立しているため、大手で有名な転職エージェントほど、優良企業とのコネクションが豊富です。

特に歴史が長い転職エージェントほど老舗企業との結びつきがあるので、求人数が多い傾向があります。

求人の選択肢が十分にあれば、最適な企業を選びやすくなります。

キャリアアドバイザーが多い

リクルートエージェント以外でブラックの心配がない転職エージェントの特徴として、キャリアアドバイザーが多いことが挙げられます。

キャリアアドバイザーとの相性によって転職活動の進め方に大きく差が出てきます。そのため、キャリアアドバイザーの人数が多いほど相性が合う担当者が見つけやすいです。

特化型の求人を取り扱っている

リクルートエージェント以外でブラックの心配がない転職エージェントの特徴は、特化型の求人を取り扱っていることです。

転職エージェントにはさまざまな業界、職種を扱っている「総合型」と、特定の業界に特化した「特化型」があります。

すでに希望する業界、職種が決まっているのであれば、特化型を利用すると条件が絞れるので転職活動が進めやすいです。

総合型に加えて特化型も併用すれば、幅広い業界の求人が見られるうえに、担当者も業界の知識が豊富なため、求人のミスマッチも軽減できるのでおすすめです。

カウンセリング・サポートが充実している

リクルートエージェント以外でブラックの心配がない転職エージェントの特徴、最後はカウンセリング・サポートが充実していることです。

カウンセリングやサポートが充実していると、良質な求人を紹介してもらえるだけでなく、書類の作成や面接対策ができるため、選考の通過率が高まります。

転職活動に不安を感じているなら、サポートが充実したサービスを選ぶと安心して転職が進められるでしょう。

 

 

リクルートエージェント以外でブラックばかりの心配がない転職エージェント

リクルートエージェント以外でブラックばかりの心配がない転職エージェントを3社紹介します。

詳しく解説します。

LHH転職エージェント

出典：jp.lhh.com

運営会社	株式会社アデコ
公開求人数	約62,000件
非公開求人数	約47,000件
対応地域	全国
拠点	首都圏 〒101-0021 東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX(南ウイング) 8F (全国に3拠点)
料金	無料

リクルートエージェント以外でブラックの心配がない転職エージェントの1つ目は「LHH転職エージェント」です。

LHH転職エージェントはさまざまな業界の大手・優良企業の紹介実績がある転職エージェントです。

転職後の年収は平均105万円アップと高い水準を誇っており、優良なホワイト企業の求人を多く保有しているのが魅力的です。

キャリアアドバイザーは各職種の担当制になっており、求職者のスキルを判断したうえで求人を提案してくれるため、求人紹介の精度が高くなります。

自分に合った仕事を見つけて年収アップを狙いたい人におすすめの転職エージェントです。

 

doda

出典：doda.jp

運営会社	株式会社パーソルキャリア
公開求人数	約261,000件
非公開求人数	約34,000件
対応地域	全国
拠点	東京本社（丸の内オフィス） 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング27F （全国に24拠点）
料金	無料

リクルートエージェント以外でブラックの心配がない転職エージェントとして「doda」があります。

dodaは転職者の満足度No.1の人材大手「パーソルキャリア」が運営している業界大手の転職エージェントです。

キャリアアドバイザーのサポートが手厚いと転職者から高い評価を受けており、特に「求人の質」と「企業との交渉力」において定評があります。

キャリアアドバイザーに希望条件を相談すれば、優良求人の紹介や書類作成、面接対策まで手厚いサポートが受けられます。

転職活動の進め方に不安を感じている人に特におすすめの転職エージェントです。

 

 

ビズリーチ

出典：bizreach.jp

運営会社	株式会社ビズリーチ
公開求人数	約136,000件
非公開求人数	非公開
対応地域	全国
拠点	東京本社 東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー12F （全国に6拠点）
料金	基本無料 プレミアムプラン：5,478円～

リクルートエージェント以外でブラックの心配がない転職エージェントの最後は「ビズリーチ」です。

ビスリーチは高待遇求人やハイクラスに特化している国内最大級のスカウト型の転職エージェントです。

サイトにレジュメを登録すると、あなたの希望にあった好条件でのスカウトが届きます。

ヘッドハンターが求職者の経歴や今後のキャリアプランについても客観的に評価してくれるので安心して利用できます。

スカウトで自分の市場価値を把握したい人におすすめの転職エージェントです。

 

 

まとめ

リクルートエージェントの求人がブラックばかりと言われる理由や、ブラック求人の見極め方を解説しました。

リクルートエージェントは非常に多くの求人数を扱っていますが、ブラック求人ばかりではありません。

ブラック企業の感じ方は人それぞれであり、希望条件にマッチした求人が紹介されれば、利用者にとってより良いサービスとなるでしょう。

キャリアアドバイザーとしっかりカウンセリングを行えば、基本的に良質な求人が紹介されます。

相性の良いキャリアアドバイザーと出会って、希望が叶う転職活動を進めましょう。