やめとけの理由を詳しく教えて。
郵便局のマイナスな意見を聞いて、このまま働き続けることに対して、不安を感じる人も多いのではないでしょうか。
企業の規模や知名度から、郵便局は優良企業で安泰な職業だと思ってしまいますよね。
この記事では、郵便局への就職をやめとけと言われる理由について詳しく解説しています。
- 郵便局への転職はやめとけの理由
- 郵便局のきついと言われる仕事内容
- 郵便局で働く人の今後の選択肢
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目次
郵便局への就職はやめとけ・ブラックと言われる理由
郵便局への就職はやめとけ・ブラックと言われる理由は以下7つです。
- 繁忙期は激務できつい
- 非正規雇用が多い
- 年収が高いとは言えない
- 配達量に見合う人材確保ができていない
- 同一労働同一賃金で正社員不遇が見られる
- 理不尽な営業ノルマへの不満が多い
- 郵政民営化後もお役所体質が残っている
詳しく解説します。
郵便局の就職はやめとけの理由①繁忙期は激務できつい
郵便局への就職はやめとけ・ブラックと言われる理由の1つ目は、繁忙期は激務できつくなるからです。
郵便局の繁忙期は、短期的なアルバイトを雇うほど忙しくなります。郵便局の繁忙期には、以下のシーズンが挙げられます。
- 年賀状
- お歳暮
- お中元
特に年賀状シーズンは、限られた時間内で各世帯に年賀状を届ける必要があるため、多くの人数を掛けて「仕訳」「配達」をおこないます。
年末年始以外にも、お歳暮やお中元など荷物の配送が重なる時期は、必然的に労働時間が増え、激務が予想されます。
郵便局の就職はやめとけの理由②非正規雇用が多い
郵便局への就職はやめとけ・ブラックと言われる理由には、非正規雇用が多い点もあります。
日本郵政が発表している「従業員数・非正規比率」は以下のとおりです。
※表は左右にスクロールできます
2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | ||
日本郵政グループ | 正社員数 | 216,934 | 213,410 | 208,325 |
非正規社員数 | 186,846 | 175,942 | 165,919 | |
非正規社員比率 | 46.3% | 45.2% | 44.3% |
※従業員数、非正規社員比率、採用数、新卒社員定着率、離職率に関するデータ|(参照:日本郵政)
上の表から、半分近くの社員が非正規社員であると分かります。非正規社員と正社員では「年収」や「福利厚生」において大きな差が生じます。
非正規社員にも「年賀状販売」「かもめーる」などの、営業目標が設定されているので「待遇に対して割に合っていない」など、懸念する意見があるようです。
非正規社員が多いことで、不満や文句が生まれやすく、職場の雰囲気が悪くなり、ブラックな職場と感じられています。
郵便局の就職はやめとけの理由③年収が高いとは言えない
郵便局への就職はやめとけ・ブラックと言われる理由として、年収が高いとは言えない点が挙げられます。
厚生労働省の職業情報提供サイトによると、郵便局郵便窓口業務で働く人の平均年収は484.8万円でした。(参照:job tag 職業情報提供サイト)
また、国税庁が発表した「民間給与実態統計調査」によると、令和4年の平均給与は457万円となっており、郵便局で働く人の年収が決して低いわけではありません。(参照:民間給与実態統計調査)
しかし「組織の規模感」「業務量」などから、年収に満足できていない人が多いです。
郵便局の就職はやめとけの理由④配達量に見合う人材確保ができていない
郵便局への就職はやめとけ・ブラックと言われる理由の4つ目は、配達量に見合う人材確保ができていない傾向にあるからです。
配達量が増えた要因として、ネットショッピングの需要が大きく高まり、郵便局を利用するようになった点が考えられます。
利用者の多いAmazonやメルカリなど、配達物が増加し、配達量に対して人材確保のできていないケースが多いです。
勤務時間内に終わらなければ、残業が必要になったり、休憩時間を取らずに作業したりと、長時間労働になるためブラックと言われる原因になっています。
郵便局の就職はやめとけの理由⑤同一労働同一賃金で正社員不遇が見られる
郵便局への就職はやめとけ・ブラックと言われる理由には、同一労働同一賃金で正社員不遇が見られている点もあります。
同一労働同一賃金とは、正規社員と非正規社員が同じような労働をこなしているにも関わらず、待遇差が生じてしまうのを防ぐ働きです。
郵便局としては、労働者の格差をなくし、非正規社員でも働きやすい職場作りが目的です。
しかし、労働の中で「役割」「責任」を担っている正社員からすると、非正規社員と同水準の待遇では不満に思う人が多い傾向にあります。
同一労働同一賃金がかえって、郵便局をやめとけと言われる要因になっている可能性もあるでしょう。
郵便局の就職はやめとけの理由⑥理不尽な営業ノルマへの不満が多い
郵便局への就職はやめとけ・ブラックと言われる理由として、理不尽な営業ノルマへの不満が多いケースも挙げられます。
2018年日本郵便では、年賀状販売に営業ノルマを設け、売り残したら自身で買い取る「自爆営業問題」が大々的に取り上げられています。
具体的には、年賀状を1人あたり数千枚販売するなど、理不尽なノルマを課せられるケースもありました。
「自爆営業問題」を受け、営業ノルマを廃止する方針が発表されましたが、2020年に再度自爆営業が問題視されるなど、現場まで徹底されておらず未だに「営業ノルマ」の文化が浸透している可能性が高いです。
郵便局の就職はやめとけの理由⑦郵政民営化後もお役所体質が残っている
郵便局への就職はやめとけ・ブラックと言われる理由の7つ目は、郵政民営化後もお役所体質が残っているからです。
2007年まで日本郵政は日本政府の運営する企業でしたが、2007年の「郵政民営化」により、営利企業として民営化されています。
しかし、当時から在籍している人や年齢層が高い人には「お役所体質」が抜けていない人がいるのが実態です。
お役所体質は、一部のエリートに対する待遇は反映されやすいですが、現場で働く人々の待遇はあまり見込めません。
実際に現場で働く人々は「頑張りに対して待遇が上がらない」など、不満の声も聞かれます。
お役所体質は、現場で働く人々の待遇改善が見込めない将来性の低い会社だと言えます。
就職はやめとけと言われる日本郵政を業績でみるとブラックとは言えない
就職はやめとけと言われる日本郵政を業績でみるとブラックとは言えません。
日本経済新聞の発表した「経常利益ランキング」によると、2023年度日本郵政の経常利益は6,574億円を誇り国内18位と、世界的に有名な任天堂を上回っています。(参照 :日本経済新聞)
業績だけで見ると日本を代表する優良企業に当たり、決してブラック企業とは言い難いです。
しかし、平均年収は国内と比較すると平均的で、社員に還元されているようにも見えないことから、日本郵政に対する評判が悪い要因の1つと言えるでしょう。
就職はやめとけと言われる郵便局の仕事はきつい?業務内容を紹介
就職はやめとけと言われる郵便局の仕事はきついのかを、以下の業務内容別に紹介します。
- 日本郵便
- ゆうちょ銀行
- かんぽ生命
それぞれ解説します。
郵便局の業務内容①日本郵便の場合
日本郵便の業務内容は以下のとおりです。
- 窓口業務
- 郵便業務
窓口業務の主な業務内容として「郵便物の受け取り」「配達部署への受け渡し」が挙げられます。郵便局の受付のような立ち位置です。
多くの人に接することから、年賀ハガキやお中元のカタログギフトなどの営業が課せられているため、営業スキルも必要となります。
郵便業務の主な業務内容は「仕分け」「配達」です。ハガキや封書は、機械で仕分け可能ですが、宅配荷物は手作業での仕分けとなるため重労働になります。
宅配物の仕分けは、年末年始やお歳暮・お中元シーズンに多くなる傾向にあり、所定時間内に終わらない場合は、残業はもちろん休み時間を返上して作業をおこなう場合もあります。
近年では、ネットショッピングなどでの宅配物が増加しており、配達者の人手不足によって、激務となる可能性が高いです。
郵便局の業務内容②ゆうちょ銀行の場合
ゆうちょ銀行の業務内容は以下のとおりです。
- 銀行窓口業務(口座開設・現金入出金など)
- 貯金業務(定期貯金・積立貯金など)
- 貸出業務(住宅ローンなど)
- 有価証券投資業務(国債・地方債・社債などの斡旋)
窓口業務の他に、投資信託や個人年金などの金融商品を提案するために、外回り営業もおこなっており、業務内容は幅広いです。
金融商品などは、営業目標を設定しているケースが多く、体力・精神的にきつくなると考えられます。
郵便局の業務内容③かんぽ生命の場合
かんぽ生命の業務内容は、郵便局を通して個人や法人向けにおこなう保険商品の販売です。
生命保険や資産運用商品など、さまざまな商品を販売しており、外回り営業もおこなうため、業務内容は幅広いです。
また、営業目標を設定しているケースが多く、体力・精神的にきつくなると考えられます。
就職はやめとけと言われる郵便局で退職が多いのはなぜ?
就職はやめとけと言われる郵便局で退職が多い理由として、以下の点が挙げられます。
- 昇進・昇給が難しい
- 仕事が過酷
- 人間関係が複雑
- 正社員になりづらい
郵便局は、公務員時代の人事制度が採用されており、実力主義が反映されていません。年功序列制度が色濃く残っているため、若手にとって昇進・昇給のチャンスが少ないです。
さらに、重たい荷物を運ぶ仕分け作業や天候に左右される配達作業など、身を削っているにも関わらず実績が評価されないとなると、働き甲斐を失い退職に至ってしまいます。
また、郵便局は正社員と非正規社員の割合がおおよそ半分ずつです。正社員と非正規社員で同じような作業内容をおこなっているにも関わらず、処遇の違いなどから人間関係に影響が出やすくなります。
そして、非正規社員から正社員になるには、ある程度の実績や採用試験があるため難しいと言われています。正社員にならなければ処遇も上がらないため、退職を考える人が多くなるでしょう。
就職はやめとけと言われる郵便局で働く人の今後の選択肢
就職はやめとけと言われる郵便局で働く人の今後の選択肢は以下2つです。
fa-check就職はやめとけと言われる郵便局で働く人の今後の選択肢
- 郵便局から転職するなら早めに決断する
- 転職するなら転職エージェントへ登録する
それぞれ解説します。
郵便局から転職するなら早めに決断するのがおすすめ
やめとけと言われる郵便局から転職するなら早めに決断するのがおすすめです。なぜなら、どれだけ仕事をこなしても、大幅なキャリアアップは見込めず、長い期間在籍すれば他の企業で務める同世代との差が開いていくからです。
また、民営化以前の体制が未だに大きく変わっていないことから、郵政グループ全体の将来性に不安が残ります。
具体的な不安点は以下のとおりです。
- IT化によるハガキの需要低下
- 銀行・保険業の民間企業との差別化
- 競合配達業者に打ち勝つ戦略
大幅な昇進・昇給も見込めず、企業的にも将来の先行きが定かで無ければ早めに転職した方が懸命だと言えます。
転職するなら転職エージェントへ登録する
やめとけと言われる郵便局から転職するなら転職エージェントへ登録しましょう。転職エージェントは、キャリアアドバイザーによる自分に合った仕事探しから、転職先への入社までをサポートしてくれるサービスです。
転職エージェントを登録した方がいい理由は以下のとおりです。
- 自分に合った仕事が見つかる
- マンツーマンで丁寧に対応してもらえる
- 優良企業が集まっている
転職エージェントでは、キャリアアドバイザーが自己分析を手伝ってもらえるため、自分の強み・得意を見つけられ、自分に合った企業探しがおこなえます。
また、転職エージェントには、コストを掛けてでも優秀な人材を求めている企業が集まっているため、優良企業が集まりやすいです。
会社のネームバリューや給与など浅い情報だけで、転職先を決めてしまうような人は、プロの力を借りて自分に合った企業を選んだ方が懸命でしょう。
就職はやめとけと言われる郵便局から転職する際のおすすめの仕事
就職はやめとけと言われる郵便局から転職する際のおすすめの仕事として以下3つ挙げられます。
- 運送業
- 営業職
- 受付・事務職
郵便局でも、郵便業務に従事している人には運送業がおすすめです。日常的に配達をおこなっていると、ルートを覚える力が身に付いたり、ルートの最適化が図れたりと、運送業に必要なスキルが身に付いています。
たとえば、タクシードライバーは土地の道により詳しい必要があるため、郵便局での配達経験を活かせる業種です。
窓口業務に従事する人は受付・事務作業を日常的におこなっているうえ、金融商品や保険商品を営業することから、接客スキルや営業スキルなど、役立つスキル・経験が備わっています。
たとえば、ホテルフロントは接客マナーやコミュニケーションが必要であるため、郵便局での窓口業務で培ったスキルが活かせる業種です。
就職はやめとけと言われる郵便局から転職する際におすすめの転職エージェント
就職はやめとけと言われる郵便局から転職する際におすすめの転職エージェントは以下3つです。
fa-check就職はやめとけと言われる郵便局から転職する際におすすめの転職エージェント
- リクルートエージェント
- LHH転職エージェント
- doda
それぞれ解説します。
郵便局からの転職におすすめ①リクルートエージェント
出典:r-agent.com
運営会社 | 株式会社リクルート |
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公開求人数 | 約447,000件 |
非公開求人数 | 約327,000件 |
対応地域 | 全国+海外 |
拠点 | 東京本社 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー (全国に16拠点) |
料金 | 無料 |
リクルートエージェントは、非公開求人も含め業界No.1の求人数を誇る転職エージェントです。
キャリアアドバイザーによる丁寧な転職サポートが魅力で、転職支援実績No.1に輝いています。
転職サポートは、履歴書の添削や面接対策など、転職先に入社するまでおこなってもらえるため、郵便局で仕事をこなしながらでも転職活動を進められる点がおすすめです。
郵便局からの転職におすすめ②LHH転職エージェント
出典:jp.lhh.com
運営会社 | 株式会社アデコ |
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公開求人数 | 約31,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
拠点 | 首都圏 〒101-0021 東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX(南ウイング) 8F (全国に3拠点) |
料金 | 無料 |
LHH転職エージェントは高年収の求人が揃った転職エージェントです。年収アップに成功した転職実績を豊富に持っています。
専門性の高いキャリアアドバイザーのサポートを受けられる点が魅力で、より詳しい企業分析がおこなえることから、ミスマッチの可能性を減らせます。
郵便局での営業成績が優れており、キャリアアップをしたい人や、年収を優先的に考えている人におすすめの転職エージェントです。
郵便局からの転職におすすめ③doda
出典:doda.jp
運営会社 | 株式会社パーソルキャリア |
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公開求人数 | 約214,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京本社(丸の内オフィス) 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング27F (全国に24拠点) |
料金 | 無料 |
dodaは業界トップクラスの求人数を誇る転職エージェントです。多くの診断ツールが充実しており、自己分析や書類作成をスムーズにおこなえ、転職活動を効率的に進められます。
また、営業に特化した専門サイトが併設されており、郵便局での営業スキルを活かしてキャリアアップを図りたい人におすすめの転職エージェントです。
郵便局への就職はやめとけに関するよくある質問
郵便局への就職はやめとけに関するよくある質問を紹介します。
やめとけと言われる郵便局は仕事が難しく覚えられないって本当?
やめとけと言われる郵便局は仕事が難しく覚えられないのは、本当です。しかし、担当業務や自身の適性により大きく変わってきます。
配達業務の場合、配達ルートを覚える必要があり、土地勘のないエリアでの配達はとても苦労すると考えられます。
また、配達以外にも、営業活動をおこなうなど業務が多岐にわたるため、覚えることが多いです。
人員不足のため、スキルアップに時間を割けないことから、仕事を覚えるのに苦労すると考えられます。
やめとけと言われる郵便局を退職してよかったと感じる理由は?
やめとけと言われる郵便局を退職してよかったと感じられる理由には、正しい評価を受けられる点があります。
郵便局は年功序列が色濃く、頑張りが評価されにくい環境です。しかし、転職することで頑張りに対して評価を受け、郵便局を退職してよかったと感じられるでしょう。
まとめ
郵便局への就職はやめとけと言われる理由は以下のとおりです。
- 繁忙期は激務できつい
- 非正規雇用が多い
- 年収が高いとは言えない
- 配達量に見合う人材確保ができていない
- 同一労働同一賃金で正社員不遇が見られる
- 理不尽な営業ノルマへの不満が多い
- 郵政民営化後もお役所体質が残っている
現在、郵便局で働いており、不満を感じている人には以下のような選択肢があります。
- 郵便局から転職するなら早めに決断する
- 転職するなら転職エージェントへ登録する
郵便局で培ったスキルを活かせる業界はあります。自己分析を深めて、自分に合った仕事を見つけ出し、キャリアアップを目指しましょう。
郵便局に在籍中で転職を考えている人は、早めの行動をおすすめします。
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