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就労移行支援おすすめランキング6選【選び方や注意点を解説】

生徒
就労移行支援のおすすめが知りたい。
就労移行支援事業所がたくさんありすぎて分からない。

就労移行支援はそれぞれサービスや支援内容に違いがあります。この記事では、おすすめの就労移行支援を選ぶ際のポイントや就職支援データを比較しながら紹介していきます。

自分に合った就労移行支援を選ぶ際の参考にしてみましょう。

転職先生
就労移行支援は多くの種類があり、それぞれに特徴があります。
就職を目指す際は、自分にあったサービスを選びましょう。
この記事で分かること
  • 就労移行支援事業所おすすめランキング6選
  • 就労移行支援をおすすめの人・おすすめできない人
  • 就労移行支援事業所を選ぶ際のポイント
  • 就労移行支援を利用する際の注意点

目次

就労移行支援事業所おすすめランキング6選【総合型】

就労移行支援事業所おすすめランキング6選【総合型】

就労移行支援事業所のおすすめランキング6選を紹介していきます。

就労移行支援事業所おすすめランキング6選【総合型】
  • ミラトレ
  • LITALICOワークス
  • キズキビジネスカレッジ
  • アクセスジョブ
  • Cocorport
  • ウェルビー

詳しく解説します。

就労移行支援事業所おすすめランキング①ミラトレ

ミラトレ出典:mirai-training.jp

運営会社 パーソルダイバース株式会社
対象障害 身体・知的・精神・発達・難病
就職者数 非公開
定着率 95%
対象エリア 東京・千葉・神奈川・埼玉・愛知・大阪・兵庫
事業所数 15ヵ所
おすすめの就労移行支援事業所1つ目は「ミラトレ」です。ミラトレは人材大手会社のパーソルグループが運営している就労移行支援サービスです。

転職者満足度No.1の「doda」とも連携しており、豊富な求人数と手厚いサービスが受けられます。

就職率は85%と非常に高く、就職後の定着率も95%と圧倒的なので、多くの人に利用されています。

手厚いサポートを受けながら就職先を探したい人におすすめの就労移行支援サービスです。

 

就労移行支援事業所おすすめランキング②LITALICOワークス

リタリコワークス

出典:works.litalico.jp

運営会社 株式会社LITALICO
対象障害 精神・発達・知的・身体・難病
就職者数 1,930名(2022年度実績)
定着率 88%(2022年度実績)
対象エリア 全国
事業所数 全国100ヶ所以上

おすすめの就労移行支援事業所として「LITALICOワークス」が挙げられます。LITALICOワークスは就職を目指すすべての障害者のための、最も有名なサービスのひとつです。

全国に120ヵ所以上の事業をを持っており、累計13,800人以上の就職サポートの実績があります。

就労移行支援サービスの中では圧倒的な実績なので、ぜひ見学をおすすめします。

 

就労移行支援事業所おすすめランキング③キズキビジネスカレッジ

キズキビジネスカレッジ出典:kizuki-corp.com

運営会社 株式会社キズキ
対象障害 精神・発達
就職者数 非公開
定着率 96%
対象エリア 東京・神奈川・大阪
事業所数 4ヵ所
おすすめの就労移行支援事業所として「キズキビジネスカレッジ」があります。キズキビジネスカレッジは、うつや発達障害の就労支援に強みを持ったサービスです。

障害のために一度離職した人に向けた再就職を支援しており、通所しながら実務経験を積んでお金も稼げる、他にはない特徴があります。

会計・英語・Webマーケティングなどさまざまなスキル習得の支援が充実しているので、スキルアップしながら再就職を目指す人におすすめのサービスです。

 

就労移行支援事業所おすすめランキング④アクセスジョブ

アクセスジョブ出典:accessjob.jp

運営会社 株式会社クラゼミ
対象障害 身体・知的・精神・発達・難病
就職者数 400人以上
定着率 81.3%
対象エリア 全国
事業所数 19ヵ所
おすすめの就労移行支援事業所4つ目は「アクセスジョブ」です。アクセスジョブは障害を持つ一人ひとりに合わせた個別支援を行っているサービスです。

それぞれの希望や状況に合わせた支援で、自分に合った働き方ができる一般企業への就職を目指し、働き続けられるようなサポートが受けられます。

全国19ヵ所に拠点を持っているので、近くにお住いの方はぜひ見学に行ってみましょう。

 

就労移行支援事業所おすすめランキング⑤Cocorport

Cocorport出典:cocorport.co.jp

運営会社 株式会社ココルポート
対象障害 身体・知的・精神・発達・難病
就職者数 3,807人(2024年3月時点)
定着率 89.4%
対象エリア 全国
事業所数 75ヵ所
おすすめの就労移行支援事業所として「Cocorport」があります。Cocorportはすべての障害に対してトレーニングをしながら就労支援を行っているサービスです。

パソコン・ビジネスマナーなど70種類以上のトレーニングプログラムが用意されており、就職に必要なスキルを身につけられます。

就労支援だけでなく、生活面やコミュニケーションなどもプログラムに入っているので、仲間と一緒にリフレッシュしながら行えるのも特徴です。

コミュニケーションを取りながら無理なく続けたい人におすすめの就労移行支援サービスです。

 

就労移行支援事業所おすすめランキング⑥ウェルビー

ウェルビー

出典:welbe.co.jp

運営会社 ウェルビー株式会社
対象障害 身体・知的・精神・発達・難病
就職者数 7,030人(2024年3月時点)
定着率 91.3%(2024年3月時点)
対象エリア 全国
事業所数 108ヵ所
おすすめの就労移行支援事業所6つ目は「ウェルビー」です。ウェルビーはすべての障害に対して、未経験からでも就職できるサポートを提供している就労移行支援サービスです。

未経験職種を希望した70%以上の障害ある方が、ウェルビーを利用して就職に成功させています。

生活リズムを整えながらマンツーマンのスキル習得サポートで、長く働くスキルを身に着けられるのが魅力的です。

充実したトレーニングで強力なサポートを受けたい人におすすめの就労移行支援サービスです。

 

就労移行支援事業所のおすすめ【障害特化型】

就労移行支援事業所のおすすめ【障害特化型】

障害特化型のおすすめ就労移行支援事務所を2つ紹介します。

就労移行支援事業所のおすすめ【障害特化型】
  • 障がい特化型の就労移行支援事業所「atGPジョブトレ」
  • 発達障害専門の就労移行支援事業所「Kaien」

詳しく解説します。

障がい特化型の就労移行支援事業所「atGPジョブトレ」

atGPジョブトレ

出典:atgp.jp/training

運営会社 株式会社ゼネラルパートナーズ
対象障害 身体・知的・精神・発達・難病
就職者数 非公開
定着率 91%
対象エリア 東京・横浜・名古屋・大阪
事業所数 7ヵ所
おすすめの障害者特化型の就労移行支援事業所として「atGPジョブトレ」があります。

就職に必要なスキルの習得から、就職後の職場定着まで、長く働き続けるトータルサポートをしているのが特徴です。

 

atGPジョブトレは以下の5つの障害別コースで終了就労支援を提供しています。

  • うつ症状
  • 発達障害
  • 統合失調症
  • 聴覚障害
  • 難病

それぞれの障害別コースについて詳しく解説します。

うつ症状専門「atGPジョブトレ うつ症状コース」

atGPジョブトレ うつ症状コース

出典:atgp.jp/training/course/utsu

運営会社 株式会社ゼネラルパートナーズ
対象障害 うつ症状
就職者数 非公開
定着率 91.4%
対象エリア 東京・横浜・名古屋・大阪
事業所数 4ヵ所
「atGPジョブトレ うつ症状コース」はストレス・疲労・人間関係などを引き金にしたうつ症状により、離職を繰り返している人に向けた就労支援を行っています。

就職後に「長く働き続けること」をゴールに、自己理解を深めて自力で対処できることを目指してサポートを受けられるのが魅力的です。

定着率は91.4%と非常に高いのが特徴で、就職後の働き方を意識した個別プログラムやサポートが充実しています。

うつ症状により離職を繰り返し、社会復帰を目指したい人におすすめの就労移行支援サービスです。

 

発達障害専門「atGPジョブトレ 発達障害コース」

atGPジョブトレ 発達障害コース

出典:atgp.jp/training/course/hattatsu

運営会社 株式会社ゼネラルパートナーズ
対象障害 発達障害
就職者数 非公開
定着率 91%
対象エリア 東京・横浜・名古屋・大阪
事業所数 5ヵ所
「atGPジョブトレ 発達障害コース」は、認知や感覚などが他者と異なることから生じる困難さを感じている人に向けた就労支援を行っています。

発達障害専門のプログラムで自分に合った対策ができるうえに、同じ障害を持つ仲間と一緒に居場所を作りながら支援を受けられるのが特徴です。

就職後に長く働き続けられるように、実践的なアドバイスやサポートも充実しています。発達障害で生きづらさを感じている人におすすめの就労移行支援サービスです。

 

統合失調症専門「atGPジョブトレ 統合失調症コース」

atGPジョブトレ 統合失調症コース

出典:atgp.jp/training/course/togo

運営会社 株式会社ゼネラルパートナーズ
対象障害 統合失調症
就職者数 非公開
定着率 91%
対象エリア 東京
事業所数 1ヵ所
「atGPジョブトレ 統合失調症コース」は、これまで出来ていたことができなくなったり、職場での振る舞い方が分からなくなったりして、離職して自信を失った人に向けた就労支援を行っています。

自分の症状を正しく理解して、自分と向き合いながら再就職のために必要なスキルを身に着けられます。

コミュニケーションの実践研修が充実しているので、職場で自分らしく振る舞えるスキルが身に着けられるでしょう。

職場での人間関係に悩みを持っている人におすすめの就労移行支援サービスです。

 

聴覚障害専門「atGPジョブトレ 聴覚障害コース」

atGPジョブトレ 聴覚障害コース

出典:atgp.jp/training/course/chokaku

運営会社 株式会社ゼネラルパートナーズ
対象障害 聴覚障害
就職者数 非公開
定着率 91%
対象エリア 東京
事業所数 1ヵ所
「atGPジョブトレ 聴覚障害コース」は中途失聴・難聴者・ろう者を対象に、人工内耳や補聴器を含め、さまざまなツールを使用してサポートが行われます。

一人ひとりの難聴障害に合わせたコミュニケーションでサポートが受けられるので安心です。

自分の「聞こえ」の程度を理解してコミュニケーションを学びながら、自分の状況を相手に伝えられることを目指します。

充実したコミュニケーションサポートを受けながら就職を目指したい難聴の人におすすめの就労移行支援サービスです。

 

難病専門「atGPジョブトレ 難病コース」

atGPジョブトレ 難病コース

出典:atgp.jp/training/course/nanbyo

運営会社 株式会社ゼネラルパートナーズ
対象障害 難病
就職者数 非公開
定着率 91%
対象エリア 東京
事業所数 1ヵ所
「atGPジョブトレ 難病コース」はさまざまな難病と向き合いながら、安定して働き続けるためのサポートを提供しています。

難病のある人は、障害者手帳を持っていない場合も多く、配慮がなされず体調を悪化させて離職してしまう傾向があります。

そのため、難病への理解がある職場を見つけるための支援が充実しており、一人ひとりと向き合いながらアドバイスを受けられるのが特徴です。

難病を抱えていても、就職して社会に貢献したい人におすすめの就労移行支援サービスです。

 

発達障害専門の就労移行支援事業所「Kaien」

Kaien

出典:kaien-lab.com

運営会社 株式会社Kaien
対象障害 発達障害
就職者数 2,000人
定着率 95%
対象エリア 東京・神奈川・大阪
事業所数 11ヵ所
おすすめの障害者特化型の就労移行支援事業所の2つ目は「Kaien」です。Kaienは発達障害でもその人の強みを活かした就労移行支援を提供しています。

100種類以上の職業訓練が体験できるので、自分の強みを活かせる職場が必ず見つかります。

多様な職場で活躍している就職実績を持っているのが特徴で、スタッフの専門性と多様さを活かしたサポートが魅力的です。

自分の適性を活かした職場で活躍したい発達障害の方におすすめの就労移行支援サービスです。

 

就労移行支援事業所のおすすめ【専門スキル特化型】

就労移行支援事業所のおすすめ【専門スキル特化型】

専門スキル特化型のおすすめ就労移行支援事業所を紹介します。

Webデザイナー専門「atGPジョブトレ IT・Web」

atGPジョブトレ IT・Web

出典:atgp.jp/training_it

運営会社 株式会社ゼネラルパートナーズ
対象障害 身体・知的・精神・発達・難病
就職者数 非公開
定着率 90%
対象エリア 東京
事業所数 5ヵ所
おすすめのIT専門スキル特化型の就労移行支援事業所として「atGPジョブトレIT・Web」があります。

atGPジョブトレIT・Webは、IT・Webの専門スキルと同時に、障害・症状への対処法やビジネススキルも身につけて、安定した就労を目指したサービスです。

IT業界は人手不足が蔓延しているからこそ、未経験や初心者でもITスキルを身につけることで就職へのチャンスが広がります。

障害を持っていてもプログラミングやWebデザインに興味があり、IT業界に就職を目指したい人におすすめの就労移行支援サービスです。

 

就労移行支援事業所おすすめ9社を一覧比較

就労移行支援事業所おすすめ9社を一覧比較

就労移行支援事業所おすすめ9社を比較し一覧にまとめました。
※表は左右にスクロールできます

公開就労実績 平均就労実績/1事業所あたり 定着率 対象障がい 事業所数 対応地域
ミラトレ 非公開 14人 95% 全て 15ヵ所 東京・千葉・神奈川・埼玉・愛知・大阪・兵庫
LITALICOワークス 13,000人以上 16.7人 89.2% 全て 120ヵ所 全国
キズキビジネスカレッジ 非公開 非公開 96% うつ症状・発達障害 4ヵ所 東京・神奈川・大阪
アクセスジョブ 400人以上 13人 81.3% 全て 19ヵ所 全国
Cocorport 3,807人 14人 89.4% 身体障害・知的障害・精神障害・発達障害 75ヵ所 全国
ウェルビー 7,030人 非公開 91.3% 全て 108ヵ所 全国
atGPジョブトレ 非公開 24人 91.4% 全て 6ヵ所 東京・神奈川・大阪
Kaien 2,000人 20人 95% 発達障害 11ヵ所 東京・神奈川・大阪
atGPジョブトレ IT・Web 非公開 非公開 90% 全て 5ヵ所 東京

全ての就労移行支援事業所は定着率8割以上の高い実績があります。自分の持っている障害や受けられるサービスを比較してみて、自分に合った就労移行支援を選びましょう。

全国に拠点を持っている事業所が多いため、通いやすい事業所を選んでサービスを受けることをおすすめします。

就労移行支援事業所は主に3種類

就労移行支援事業所は主に3種類

就労移行支援事業所は主に次の3種類に分けられます。

就労移行支援事業所の種類 特徴
大手に多い総合型 ・ほぼすべての障害に対応している
・拠点が多い
障害種別に絞った特化型 ・対象障害が限定されている
・同じ障害を持った人と一緒に集まれる
ITなど支援内容を絞った特化型 ・ITスキルに特化している
・スキルの専門性が高い

総合型は、ほぼすべての障害に対応しており、事業所の数も多いのが特徴です。就職支援実績も高い傾向があり、充実したサポートが受けられます。

一方で特化型は、対象障害が限定されており、各障害に合わせたサポートが受けられるのが特徴です。

同じ障害を持った人と一緒に頑張れるので、仲間ができやすくリフレッシュしながら続けられるでしょう。

それぞれのサービスについて向いている人と向いていない人を以下にまとめました。

就労移行支援事業所の種類 向いている人 向いていない人
大手に多い総合型 ・事務職を目指している人
・事業所が近いほうが良い人
・大手企業に就職したい人
・多くの人とのコミュニケーションが苦手な人
・自分の障害を詳しく理解してほしい人
障害種別に絞った特化型 ・自分の障害に詳しい職員がいてほしい人
・同じ障害を持つ仲間が欲しい人
・障害の程度が軽い人
・多くの障害への理解を深めたい人
ITなど支援内容を絞った専門特化型 ・専門スキルを身に着けたい人
・プログラミングやWebデザインに興味がある人
・パソコン作業が苦手な人
・総合職を目指している人

多くの就労移行支援は総合型になっています。事業所も多く、近くにある事業所を探してみて、気軽に相談に行ってみましょう。

特化型は自分の障害について詳しく理解してほしい人に向いています。事業所は少ないですが、自分の障害に合わせた手厚いサポートが受けられるのが特徴です。

ただし、就労準備が困難な人向けにプログラムが組まれることが多いので、障害の程度が軽い人は特化型ではなく総合型がおすすめです。

プログラミングやWebデザインについて学びたい人は、専門特化型もおすすめします。

生徒
就労移行支援もいろんな種類があるのですね。

転職先生
障害は人それぞれ違うので、自分に合った就労移行支援を選びましょう。

就労移行支援事業所を選ぶ際のポイント

就労移行支援事業所を選ぶ際のポイント

就労移行支援事業所を選ぶ際のポイントを8つ紹介します。

就労移行支援事業所を選ぶ際のポイント
  • スタッフとの相性が合うか
  • 就労実績が良いか
  • 定着率が高いか
  • 交通費・昼食の支給があるか
  • プログラム内容が充実しているか
  • 適度な距離の場所にあるか
  • プログラム内容が自分に合っているか
  • 事業所の雰囲気が自分に合いそうか

ひとつずつ見ていきましょう。

就労移行支援事業所を選ぶポイント①スタッフとの相性が合うか

就労移行支援事業所を選ぶ際のポイント1つ目は、スタッフとの相性が合うかどうかです。

スタッフとの相性が良ければ以下のようなメリットがあります。

  • 通所するのが辛くない
  • 相談しやすい
  • 信頼でき安心して通える
  • 就職しやすい
  • 就職後も頼りになる

スタッフとの相性が悪ければ、就職どころか通所するのも困難になるので、相性は非常に重要です。

スタッフとの相性は実際に会ってみないと分からないので、見学や体験を通してスタッフと利用者の関わり方を見てみましょう。

就労移行支援事業所を選ぶポイント②就労実績が良いか

就労移行支援事業所を選ぶ際のポイントとして、就労実績が良いかを確認しましょう。

就労移行支援では就職率のデータを見ると、事業所の良し悪しが判断できます。

2020年度に就労移行支援を利用した人の就職率の平均は43.3%となっています。就職率の平均値を上回っているかをひとつの目安としましょう。

ただし、就職率を公表している事業所は少ないため、就職人数でしか判断できない場合があります。

1事業所あたり1年間で10人以上就職できていれば、かなり実績が高いので目安にしてみましょう。

就労移行支援事業所を選ぶポイント③定着率が高いか

就労移行支援事業所を選ぶ際のポイントは、定着率が高いかどうかです。定着率とは「就職後、半年間継続できているかの割合」です。

定着率が高ければ、就労支援やトレーニングだけでなく、就職後のサポートも充実していることが分かります。

定着率の全国平均は障害別によって異なりますが、目安として80%以上の結果を出している就労移行支援事業所を選ぶと良いでしょう。

転職先生
就職後に長く働き続けられるかは、就労移行支援を選ぶ際の指標のひとつです。

就労移行支援事業所を選ぶポイント④交通費・昼食の支給があるか

就労移行支援事業所を選ぶ際のポイント4つ目は、交通費・昼食の支給があるかどうかです。

就労移行支援中は給料がもらえないので、金銭的に厳しい中で訓練を受けなければならない人も多いと思います。

金銭的に厳しい人は、交通費や昼食代を支給してくれる就労移行がおすすめです。週に4〜5回通所する場合は、支給があるかないかで大きく変わってきます。

しかし、現状で交通費や昼食を支給する事業所は多くないので、事前に確認しておきましょう。

就労移行支援事業所を選ぶポイント⑤プログラム内容が充実しているか

就労移行支援事業所を選ぶ際のポイントとして、プログラム内容が充実しているかが挙げられます。

プログラム内容の充実度によって就職率や通所のしやすさが変わってきます。事業所のプログラムには主に以下があります。

  • パソコンスキルをつける
  • コミュニケーションスキルをつける
  • セルフマネジメントスキルをつける
  • 就職に関するスキルをつける

中には軽作業や自習ばかりの事業所もあり、就労意識が高い人には物足りない場合もあるでしょう。

プログラム内容は必ず事前にチェックして、見学や体験で確認しておくことがおすすめです。

就労移行支援事業所を選ぶポイント⑥適度な距離の場所にあるか

就労移行支援事業所を選ぶ際のポイント6つ目は、適度な距離の場所にあるかどうかです。

通いやすさを重視して自宅に近い事業所を選ぶのも良いですが、通勤の訓練を想定して公共交通機関を使う場所をおすすめします。

一番のおすすめは、働きたい街にある事業所です。就職後を想定して通勤に変化を与えないため、モチベーションアップにも繋がります。

ただし、遠すぎる事業所は避けてください。遠い距離にあると通所自体が辛くなるので、必ず無理なく通所できる場所を選びましょう。

就労移行支援事業所を選ぶポイント⑦プログラム内容が自分に合っているか

就労移行支援事業所を選ぶ際のポイントとして、ブログラム内容が自分に合っているかを確認しましょう。

就労移行支援所のプログラムは事業所によって内容や質はバラバラです。プログラムのどこに力を入れているか、どのような障害を対象にしているかを比較してみてください。

就労移行のプログラムとしては、主に以下の3つに分けられます。

  • 就労準備
  • スキルアップ講座
  • 就職活動の支援

事業所によっては障害別に就労準備でプログラムが異なっていたり、スキルアップ講座で取り扱っている職種が違ったりするので、確認してみてください。

転職先生
事前に見学や体験で自分に合ったプログラムであるかを見極めましょう。

就労移行支援事業所を選ぶポイント⑧事業所の雰囲気が自分に合いそうか

就労移行支援事業所を選ぶ際のポイントの最後は、事業所の雰囲気が自分に合いそうかどうかです。

何度も通所することになる事業所の雰囲気が合わなければ、ストレスになり通所が辛くなってしまいます。

事業所の見学では以下のポイントを確認してみましょう。

  • 机の配置や作業スペース
  • スタッフの態度
  • 利用者の雰囲気

就労移行支援事業所は、ほとんど無料で見学ができます。複数の事業所を比較してみて、雰囲気が自分に合っているかを判断しましょう。

就労移行支援事業所を利用する際の注意点

就労移行支援事業所を利用する際の注意点

就労移行支援事業所を利用する際の注意点は、以下の6つが挙げられます。

就労移行支援事業所を利用する際の注意点
  • 長期間通所する必要がある
  • 時間が拘束されて収入がない状態が続く
  • 交通費や食費代が自己負担の場合もある
  • 世帯収入によっては利用料金がかかる
  • 実践的で高レベルなスキルは得られない
  • 就職率が5割を超える事業所は少ない

詳しく解説します。

就労移行支援事業所の注意点①長期間通所する必要がある

就労移行支援事業所を利用する際の注意点の1つ目は、長期間通所する必要があることです。

就労準備期間として少なくとも2〜3ヶ月は通う必要があります。さらに就職活動まで含めると1年近く通う方が多いです。

通所自体はすぐにやめられますが、就労準備として長期間トレーニングを受ける必要があることを覚えておきましょう。

もしすぐに働ける体力があるなら、転職エージェントを利用して就職先を探すのをおすすめします。

どんどん求人を紹介してもらえる上に、スピード感があるので、短ければ1ヶ月ほどで就職先が決まります。

就労移行支援事業所の注意点②時間が拘束されて収入がない状態が続く

就労移行支援事業所を利用する際は、時間が拘束されて収入がない状態が続くので注意しましょう。

基本的に就労移行支援所に通所中はパートやアルバイトで働けません。働けるのであれば通所する必要が無いと判断されるからです。

そのため、親族の扶養に入るか、障害年金や生活保護といった支援金制度を活用して、収入がない状況で生活しなければなりません。

主に受けられる支援金制度は以下があります。

  • 障害年金
  • 生活保護
  • 傷病手当
  • 失業保険
  • 住居確保給付金
  • 生活福祉資金貸付制度

自分が受給の条件を満たしているかを確認して、積極的に受給しましょう。受給の条件は近くのハローワークに訪ねれば確認できます。

就労移行支援事業所の注意点③交通費や食費代が自己負担の場合もある

就労移行支援事業所を利用する際の注意点として、交通費や食費が自己負担の場合もあります。

交通費が自己負担になる場合は、障害者手帳での割引を活用するのがおすすめです。

障害者手帳の交通費割引は以下の通りです。

  • タクシー(10%割引)
  • 電車(50%割引)

食費が自己負担になる場合も多いですが、一部の事業所ではお弁当が支給されるケースもあるので事前に確認しておきましょう。

生徒
収入が激減したときに自己負担があるのは痛手ですね。

転職先生
少しでも負担を減らすために、就労移行支援に通所中にできる割引を確認しておきましょう。

就労移行支援事業所の注意点④世帯収入によっては利用料金がかかる

就労移行支援事業所を利用する際の注意点として、世帯収入によって利用料金がかかることが挙げられます。

就労移行支援では、ほとんどの人は利用料金0円で通所していますが、昨年度の世帯年収によっては最大で37,200円/月の料金がかかります。

世帯年収に応じた自己負担の上限額は生活保護や低所得世帯でも変わるので、以下の表を参考にしてみてください。

世帯年収の目安 自己負担の上限
生活保護 生活保護受給世帯
(0~156万円)
0円
低所得 市町村税非課税世帯
(156~300万円)
0円
一般1 300~600万円 9,300円/月
一般2 600万円以上 37,200円/月

生活保護を受けているなら利用料は0円になります。また、世帯年収が高くて利用料金が発生しても、1日あたり500〜1,200円なので心配するほど高くはありません。

就労移行支援事業所の注意点⑤実践的で高レベルなスキルは得られない

就労移行支援事業所を利用する際の注意点5つ目は、実践的で高レベルなスキルは得られないことです。

なぜなら、就労移行支援は「障害によって、働けない人向けのリハビリ施設」であり「スキル習得を目的とした塾」ではないからです。

特に、ITやWebに特化した「プログラミング」や「デザイン」を学べる施設もありますが、動画での学習や、基礎的な知識の習得が限界になります。

実践的なスキルが身につけられるわけではなく、実務経験なしでIT技術者を雇う会社も少ないので注意しましょう。

転職先生
実践的なスキルを身につけたいのであれば、スクールや職業訓練校に通うのをおすすめします。

就労移行支援事業所の注意点⑥就職率が5割を超える事業所は少ない

就労移行支援事業所を利用する際の注意点の最後は、就職率が5割を超える事業所は少ないことです。

厚生労働省が発表している、令和2年度の就労移行支援事業所の3,019施設のうち、就職率が5割を超えるのは23%という結果なっています(引用:厚生労働省|就労移行支援・就労定着支援に係る報酬・基準について

事業所の数はたくさんありますが、就職実績がない施設もたくさんあることを知っておきましょう。

特に、個人経営や小規模な事業所ほど注意が必要なので、必ず大手を含む複数の事業所を見学しておいてください。

就労移行支援事業所に関するよくある質問

就労移行支援事業所に関するよくある質問

就労移行支援事業所に関するよくある質問に回答します。

就労移行支援事業所とは?何する場所?

就労移行支援事業所とは障害を持つ人を対象とした就労訓練施設です。定期的に通所して就職できるまで以下のサポートが受けられます。

  • 社会復帰への準備
  • ビジネススキルの訓練
  • 就職活動のサポート
  • 就職後のメンタル面のサポート

転職エージェントのような人材紹介事業ではなく、社会復帰を目的としたリハビリ施設です。

就労移行支援事業所を利用するのに料金はかかる?

就労移行支援事業所は昨年度の世帯収入によって、最大37,200円/月の利用料金が発生します。生活保護受給者や低所得世帯の利用料金は無料です。

以下の表を参考にしてみてください。

世帯年収の目安 自己負担の上限
生活保護 生活保護受給世帯
(0~156万円)
0円
低所得 市町村税非課税世帯
(156~300万円)
0円
一般1 300~600万円 9,300円/月
一般2 600万円以上 37,200円/月

就労移行支援事業所は障害者手帳がなくても利用できる?

就労移行支援事業所は障害者手帳がなくても、医師の診断書や意見書があれば自治体の判断によって利用可能です。

ただし、障害者雇用での就職を目指す場合は、障害者手帳は必須になります。

就労移行支援事業所の利用には医師の診断が必要?

就労移行支援事業所の利用には医師の診断書や意見書が必要です。ただし、障害者手帳がある場合は医師の診断書は必須ではありません。

就労移行支援事業所で就職できるまでの期間はどれくらい?

人により異なりますが、就労移行支援事業所で就職できるまでは一般的に半年〜1年半かかる場合が多いです。

就労移行支援事業所は最長でどれくらいの期間利用できる?

就労移行支援事業所は最長で2年間利用できます。

就労移行支援事業所は就職後もサポートしてくれる?

就労移行支援事業所は就職した企業と連携して、就職後のサポートも行ってくれます。

就労移行支援事業所を利用するのに必要なものは?

就労移行支援事業所を利用するには「障害福祉サービス受給者証」が必要です。受給者証はお住いの自治体で発行してもらえます。

発行する前にどの就労移行支援所に通うかを選ぶ場合が多いです。

就労移行支援事業所で給料はもらえる?

就労移行支援事業所では給料はもらえません。就労移行支援に通う必要がないと判断されるので、アルバイトやパートも不可の場合が多いです。

働いたことがないけど就労移行支援事業所に通って就職できる?

働いたことがない人でも就労移行支援事業所に通って就職は可能です。働けるように社会復帰の準備やビジネスマナーなどのサポートが受けられます。

パソコン苦手だけど就労移行支援事業所に通って就職できる?

パソコンが苦手でも就労移行支援事業所に通って就職は可能です。ほとんどの就労移行支援所はパソコンスキルのプログラムが入っています。

パソコンが苦手な方でも心配することはありません。

就労移行支援事業所は午前だけ・午後だけの通所も可能?

午前だけ・午後だけの通所を可能としている就労移行支援事業所もあります。半日だけ通所できるかは事業所に問い合わせましょう。

就労移行支援事業所に通所するまでの流れは?

就労移行支援事業所に通所するまでの流れは以下の通りです。

  1. 公式ホームページから見学や説明会の申し込み
  2. 見学・説明会に参加
  3. 希望があれば体験
  4. 受給者証の発行手続き
  5. 事業所に入所

就労移行支援事業所の見学では何をするの?

就労移行支援事業所の見学では、施設内の見学とプログラムの説明、体験の有無の確認などを行います。

就労移行支援事業所の体験とは?

就労移行支援事業所の体験では、利用者と同じプログラム内容を無料で体験できます。施設の見学の後に体験することも可能です。

就労移行支援事業所に通所したらどのような会社に就職できる?

就労移行支援事業所に通所した人で1番多いのは事務職での就職です。会社の業界や職種はさまざまで、大手企業に就職している人も多いです。

IT・Webに特化した事業所であれば、専門スキルを活かしてIT系の会社に就職する人もいます。

就労移行支援事業所は在宅での支援はある?

就労移行支援事業所で在宅支援を積極的に行っている事業所もあります。ただし、どの事業所も原則として月に1回は通所する必要があります。

就労移行支援事業所のメリット・デメリットは?

就労移行支援事業所のメリットとデメリットを以下にまとめました。

就労移行支援事業所のメリットとデメリット
メリット ・就職しやすくなる
・障害に理解がある友人や仲間ができる
・職業スキルが身につく
・就職後の定着を支援してもらえる
・組織でのコミュニケーション能力が上がる
・自分が働く姿を前向きに捉えられる
デメリット ・時間が拘束され、収入がない期間が続く
・世帯収入によって利用料金がかかる
・長期間、事業所に通う必要がある
・実践的で高レベルなスキルは得られない
・交通費や食費は自己負担のところが多い

就労移行支援の利用条件と対象者は?

就労移行支援の利用条件として、障害福祉サービス受給資格を取得すれば、最長で2年間利用ができます。

就労移行支援の対象者は以下の通りです。

  • 18歳~65歳未満の方
  • 障害者手帳または医師の診断書がある方
  • 企業等での就労を希望しており、就労が可能と見込まれる方

就労移行支援は訓練をして就労できるようにすることを目的としたサービスなので、定年を超えた65歳以上は対象外です。

就労移行支援事業所を利用したいけどお金がない場合はどうしたらいい?

就労移行支援事業所を利用したいけどお金がない場合は、各種給付金や貸付金制度を利用することをおすすめします。

主に受けられる支援金制度は以下があります。

  • 障害年金
  • 生活保護
  • 傷病手当
  • 失業保険
  • 住居確保給付金
  • 生活福祉資金貸付制度

受給の条件は近くのハローワークに訪ねれば確認できます。

就労移行支援の利用が向いている人・向いていない人は?

就労移行支援の利用が向いている人と向いていない人を以下にまとめました。

就労移行支援の利用が向いている人と向いていない人
向いている人 ・今すぐの就職に自信がない人
・企業の障害的配慮が明確でない人
・職業訓練でスキルアップしたい人
向いていない人 ・すぐに働ける就職準備ができている人
・体調が回復していない、安定しない人
・数ヶ月通所しても就職意欲が湧かない人
・就職先を紹介してもらいたいだけの人

就労移行支援の利用に悩んだら、一度事業所に資料請求をするか相談をしてみましょう。

就労移行支援事業所の探し方は?

就労移行支援事業所は以下の方法から探せます。

  • 障害福祉サービスのホームページで探す
  • お住まいの役所窓口に行って相談する
  • 行きやすい専門機関に行って探す

まずは事業所のホームページをいくつか検索して比較しましょう。また、お住まいの役所に行けば通所しやすい就労移行支援を紹介してもらえます。

就労移行支援と転職エージェントの違いは?

就労移行支援と転職エージェントの違いは以下の通りです。

特徴
就労移行支援 ・就労に向けたトレーニングが中心
・フルタイムでの勤務に自信がない人向け
・就労できる準備や自信がない人向け
転職エージェント ・求人紹介と転職サポートが中心
・就労できる準備ができている人向け
・職業訓練は行っていない

就労に自信がない人向けにリハビリを行うのが就労移行支援で、就労できる準備が整った人向けに就職支援をするのが転職エージェントです。

就労移行支援と就労継続支援の違いは?

就労継続支援とは、企業で働くことが困難な場合に、障害や体調にあわせて無理なく就労訓練や仕事を受けられる福祉サービスです。

就労継続支援には以下の2パターンあります。

就労継続支援の種類 特徴
A型事業所 雇用契約を結び、最低賃金以上の給与がある。例)データ入力、飲食店ホール、梱包 等
B型事業所 雇用契約を結ばず、軽作業の就労訓練をする。
例)部品加工、農作業、クリーニング 等

就労移行支援は就労に向けたリハビリをするサービスで、就労継続支援は給料をもらいながら働き続けるための訓練や仕事をする機関です。

就労移行支援事業所に迷う場合は複数見学しよう

就労移行支援事業所に迷う場合は複数見学しよう

就労移行支援事業所に迷う場合は、順番に複数見学してみて、自分が通いたいと思う事業所を選びましょう。

見学をして雰囲気が自分に合いそう、スタッフや利用者の感じが良さそうであれば、体験もしてみてください。

就労移行支援はあなたの働く意欲をサポートしてくれます。病気や障害を持っていても、あなたの強みを活かせる職場は必ずあります。

就労移行支援を活用して、社会復帰を目指しましょう。

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